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モンスター退治に行って返り討ちにあった話(3)

 モンスターの最後の首。大口を開けてこっちを飲み込もうと待ち構えている。

 力不足でした。端的に。

ニューサンピア埼玉おごせ~桂木観音 桂木観音エイド予定:23:10 実績:23:45

 ともかく1時間は余裕があるので、補給を済ませてしばし仮眠してから出発することに。補給は先ほどと同様のジェル摂取、ドリンクの補充。今回はシューズも脱いで体育館のブルーシートで横になり身体も休めます。外は朝の光、ライトをしまう。04:43に南ステージ二周目へと再出発。隣で寝ていたランナーから「行くんすか!男っすね!」と励ましをいただく。


 しかし、この時点で「もう関門のどこかで引っかかるだろうな」という予感。平地のロードなのにスロージョグでしか進めず。バス通りの公衆トイレに立ち寄り、座るとなかなか立ち上がれない。

 五大尊から山に入るところでは先行ランナーの後姿を視界に捉えたのですが、その後追い抜いたかどうか記憶が曖昧。西山高取・大高取山へのきつい登りで追い越せたとも思えないので、少し追いついたけど結局離されたのか。

 大高取山へ登る途中、ついに桂木観音の関門時刻06:30を回ってしまい、残念ながらリタイヤ確定。力及ばず。

 GAME OVERです。

 自力でサンピアに戻らなければ…来た道をそのまま引き返すのは精神的にきついので、桂木観音経由で火の見下のバス停を目指します。

 桂木観音エイドでは拍手で迎えてくれましたが、自ら「関門アウトですよね」と申告して計測器にタッチ。スタッフからはバスが少ないから幕岩ルートを100kmランナーたちとともに戻れば?という提案もあったが、幕岩経由で大高山を登るより、火の見下に下るだけの方が絶対楽なのでこちらを選択。それに今なら、バスが来るまでいくらでも寝ながら待てます。

 バス停はすぐに発見、30分ほどで越生行きのバスに乗車。トレニックワールドのSさんがリタイヤして同じ便に乗って帰るところだった。中津久根で下車、二人で歩いてサンピアまで戻り、半年間の挑戦が終了した。

 だが、「サハラ以後」は終わらない。このモンスターを追い続けるのだ。

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モンスター退治に行って返り討ちにあった話(2)

 モンスターの2つ目の首に挑む。どうにかねじ伏せるが、こちらのダメージも大きい。

ニューサンピア埼玉おごせ~桂木観音 桂木観音エイド予定:11:00 実績:9:34

 ゆっくり休んで体が休息モードに入るとまずい、と思ったので、事前にエイドでやると決めていたことだけをきちんと済ませてリスタートすることに。ドリンクの補給、クエン酸とエナジージェルの摂取。まだ日が高いのでライトの準備は桂木観音まで先延ばし。軽くふくらはぎを揉みほぐし、iPhoneの充電状態を確認、ネットをチェックしてFacebookに投稿、サハラ仲間へメモを荷物置き場に残して約20分でリスタート。

 それでもやはり休息モードになってしまったのか、走り出しはしたものの、足が回らず、スピードはガタ落ち。しかしまだ時間の余裕はあるのだ。応援してくれた人にハイタッチする余裕も。

 桂木観音まではちょっと時間がかかりそうだったので、五大尊でトイレを済ませつつ数分の休息。

 予想通り、西山高取、大高取山への登りの繰り返しがこたえ、なかなかスピードに乗れない。桂木観音まではリスタート後1時間での到達目標が、貯金を取り崩し1時間15分程度を費やした。それでも北ステージが予想外の出来だったので、焦りはない。

桂木観音~高山不動 高山不動エイド予定:12:30 実績:11:26

 桂木観音エイドでは「まあ去年もここまでは来たからね」などと会話しながら、予定通りライトを準備(まだ点灯はしません)、サングラスのレンズも外します(跳ね上げ式のレンズだが、走ると揺れるのです)。先にエイドにいたランナー、エイド直前で追い抜いたランナーも出発してしまいましたが、気にしません。


 火の見下までは下りなので軽快に。その後、横吹峠の四寸道入口までの登りはほぼ走れず。これは、次の1時間での目標地点までに、1時間15分使っても良いと判断してのこと。もともとは制限時間ぎりぎりペースで3周目の体力を温存しておくつもりだったのだから。

 四寸道に入ったところでちょっと立ち止まってストレッチしていたら、後続のランナーに「まだ半分も来てないですよー」と追い抜かれる。たぶんこの人はここから飛ばして行ったのでしょう。四寸道は実は登りっぱなしなので、ここでも無理に走ろうとはせず。それでも結構な消耗具合。

 関八州見晴台の入口となる谷筋。ここで追いついてきたランナーは足の痛みや疲れで変なノリになって歌ったり叫んだりしていた。ここの登りは軽快に、とはいかず、とぼとぼ歩くような有様だったので、私を励まそうとするノリだったのかもしれません。登りながらハニースティンガーを摂取。谷筋を登りきったところで彼には先に行ってもらい、数十メートル私が遅れてピークへ到達。見晴台にはテントを張っているスタッフ(?)の姿が。

 グリーンラインまではルートを間違えないように気をつけてハイキング道を辿って降下。高山不動エイドでトイレ利用、ここでフラスクボトルの穴あきに気づいたのでペットボトルをいただく。先にエイドで休んでいたランナーが「回復してきました」とお礼を言って出て行くところで私も出発。この方は私より早く南ステージを終えていましたが、そのままリタイヤされたようです。

高山不動~竹寺 竹寺エイド予定:14:10 実績:13:23

 西吾野駅までは下りなので再び軽快に。駅前で後ろから一人追いついてきたので、そのまま二人で森坂峠へ。峠の入り口では関八州見晴台まで一緒だったランナーを追いぬく。「復活したんですね!」「下りだったからね」 歩き続けてさえいれば、ウルトラマラソンには「復活」がある、といわれるが、まさにそんな感じ。さっきまでの元気のなさはどうなったんだ?と思い返すと不思議だ。

 森坂峠を登り切ればあとは尾根伝い。夜間走練習の成果の発揮しどころ、すぐイモリ山左手で先行ランナー2人をパス。その後、記憶では子の権現までほぼ単独走でした。

 子の権現境内は事前の注意どおり、熊鈴とライトをオフにして歩いて中央通路を通過。

 竹寺に向かう途上、一人二人抜かさせてもらいました。このあたりは実力の違いではなくて、夜の下りを慎重にいくか、ここで飛ばそうとする(私)かというリズム・特徴の違いでしょう。竹寺エイドにいる間に、すぐに追いついてこられました。

 竹寺では仮眠テントがあり、数人が休息中。私はトイレを済ませてすぐに出発。

竹寺~吾那神社 吾那神社エイド予定:16:45 実績:16:06

 竹寺を下りきったところと天王山入口までの間は先行ランナーの明かりが見え隠れ。登り区間の間にSOYJOYを食べておく。天王山の下りではその明かりの主を抜かさせてもらう。栃屋谷までのロード区間と飛村への峠では、彼が後ろ数十メートルを追ってきていた。

 飛村でも民家があるので熊鈴は消音。前坂への登りトレイル途中で一人のランナーに追いつく。すぐに道を譲ってくれたので「いいんですか?」と言ったら「言うまでもないよ」と冗談ぽく返されて好印象。この方、私と同じマウンテンハードウェアのゲイターを装着していました。

 前坂から大高山~天覚山も夜間の尾根伝いトレイル。私もサハラのオーバーナイトステージをただ歩き続けたころとは違うのだ。快走できる得意分野になったといっていいでしょう。長い行程で二、三人をパス。

 大高山への登頂中、バサッとジャケットのはためくような音が聞こえ、すぐ近くに別ランナーがいたか?と不思議に思って横を見ると、木の幹にムササビがしがみついてこちらを見ていた。飛んできた音だったのね。

 大岩から天覚山に向かう途中、進行方向から逆に坂を上がってくる女性ランナーNさんと遭遇、どうやら大岩でルートを外れて迷ってしまい、上へ上へと戻ってきた模様。「こっち(今来た方)がルートですよ」と言ってそこから私が先行させてもらう。天覚山の直前では一人のランナーに追いつかれ、振り返ると数個のライトがほぼ等間隔で100~200m後ろに連なっていた。

 天覚山の頂上では腰を下ろしてしばし休憩、予備に持っていたポカリスエットのジェルを摂取。

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 特にここでとる必要性を感じたわけではなく、ザックを下ろすタイミングが他にあるかどうか?での決定。その間に2~3人が通過。頂上には待機していた男性が一人。迷っていたNさんのペーサーらしい。迎えに行ってすぐに出会えたようで、励ましながら先を急いで行った。

 東吾野駅までの急な下り坂は慎重になりつつ、ある程度スピードを出しての走行。駅のトイレで用足し、自販機で予備のドリンクを買おうとしていたら、レーススタッフが「エイドでペットボトルをもらうといいですよ」と声をかけてくれたのでそうすることに決定。

吾那神社~桂木観音 桂木観音エイド予定:19:30 実績:19:15

 吾那神社エイドではカレー風味のうどんをいただき、予備のドリンクも調達。すぐに出発するが、急登で快走とはいかず。ユガテまでの途中、左下の方に明かりが見え、ちょっとだけ右の分岐へのミスコースを疑う。すぐ後ろのランナーに「合ってますよね?」と確認、追い抜いてもらう。

 ユガテあたりでは眠気がひどくなってきたので、途上の水場で洗顔。この間に2人ほどが追い越してゆく。その後もフラフラ歩くような状態。北向地蔵に着くと、先行ランナーが一人ベンチで横になっていた。私も近くの石段に座り込んで仮眠。数分のはずですが、その間に休んでいた人は出発し、数人が通過。

 気を取り直してグリーンラインのロードを出発、スカリ山入口からトレイルへ。ここの最初のピークは登頂しないことになったとの事前情報の通り、案内が左へ巻いていた。直後、スカリ山には登ります。ちらりと夜景を眺めてすぐに降下。

 一本杉峠手前のロード区間には夜中だというのに四輪の走り屋が集まっていた。まあこっちは夜中だというのに山中を走っているわけだが。クルマの明かりを利用してヘッドライトの電池交換をする女性ランナーをパス。この方には鼻曲山あたりでまた抜き返されます。

 北向地蔵から桂木観音までは結構長いのだが、要所(ロード区間、一本杉峠、鼻曲山、鉄塔)を通過点として把握していたので、それほど負担に感じず。逆に、鉄塔(山々を望む丘)から天望峠(林道)までは記憶よりも長い感じ。天望峠でもう一休みしよう、という希望が待ち遠しく感じさせたのかも。

 天望峠のガードレールに腰掛けて、私もヘッドライトの電池交換。まだ点灯していますがちょっと暗くなってきたな、というところ。

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 復路の桂木観音エイド到着時刻は2:15でした。この時点ではまだ完走ペースの予定より15分早く到着していますが、9.5時間でここまで来る予定が11時間をかけているわけで、1時間45分あった余裕が随分減ってしまいました。南ステージの走行は全く予定より遅れていたということです。

桂木観音~ニューサンピア埼玉おごせ サンピアエイド予定:21:00 実績:20:59

 それでもサンピア到着の関門22時間はクリアできそうだったので、落ち着いてトイレを済ませて再出発。

 虚空蔵尊への下りは試走でつまづいたところに気をつけながらクリア、迷いやすいルートも本番はしっかりとした案内表示で問題なし。

 幕岩への登りにかかるとまたひどい眠気に襲われます。危険な箇所ではないので、フラフラと半覚醒の状態で歩き続け、やっとの思いで幕岩展望台に上がり、ベンチに腰を下ろすと、励ましの声をかけながらランナーが通過。すぐ私も後を追います。が、まだ大高取山までは登りなので眠りながらの状態。ここでも近くの杉の木にムササビがいるのを目撃、より人里に近いこんなところにもいるんだな、と驚く。

 大高取山からは下りのトレイルをそれなりのスピードで走行。左への分岐を見落とさないように気をつけつつ。意外とそこまでの距離を長く感じたのはおそらく疲労のせいでしょう。

 自然休養村センターからのロードは普通のジョグのペース。これでちょうど関門の1時間前にサンピア到着でした。

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モンスター退治に行って返り討ちにあった話(1)

 サハラの仲間たちと意気揚々とモンスター退治に臨む。3つの首のうち1つめは速攻で討ち取った。

 少々長いが、思い出せる限りの顛末を書いておく。自分の行動を分析して次につなげるためでもある。次? 来年のモンスター退治ですよ。

ニューサンピア埼玉おごせ~くぬぎ村 くぬぎ村エイド予定:2:00 実績:1:36

 7:00スタート、ニューサンピアの裏山の入口は2コース用意されていた。参加者増に対応したんだろう。何度も練習した手前の階段を上る。それほど込み合うこともなく集団で裏山を走るが、本格トレイルに入ったときに渋滞するとつまらないので、隙あらば前へと詰めて行く。最勝寺までのロード。5分/km程度のオーバーペース。予定よりだいぶ速いが、そのせいで潰れるという気はしなかった。

 雨乞山までのトレイル登りでだいぶ人数が分散、ここまででロストしそうなところは問題なく通過。大楠を過ぎたところで、後続のランナーが大木の姿に驚きの声を上げる。後で登りで追いつかれたとき、「楠にパワーもらってましたね」と少し会話。たしか神奈川の方で、試走はしていないそうだ。

 1時間で到達予定の地点を45分で通過、速すぎると知りつつも「少しだけ多めに貯金を作って、あとを無理せず行こう」と決心。六万部塚あたりでは数人の集団と同じペースだったが、若い彼らが話すスポーツファッション業界の内輪話で気が散る。小築山までに抜かさせてもらった。小築山のピークは登頂せずにすぎる。

 大築山からは普段は一気に下るところだが、数人固まっていたので飛ばしすぎることなく沢まで下降。沢を渡って正面のトレイルにトップランナーがミスコースで進んでしまった。みんなで呼び止める。ロードでの登り途中には、誰かが落とした計測用リストバンドも(届けるために他ランナーが拾っていた)。

 これだけスピードを出せば、くぬぎ村のエイドではだいぶ消耗しているはずなのだが、本番の気合のせいか過去最速で問題なくエイドに到着。予定より30分近く早い。その分トイレの時間をゆっくり確保できた。

くぬぎ村~慈光寺 慈光寺エイド予定:03:15 実績:02:29

 新柵山からの尾根走り、頂上直後だけは尾根の右にルートがそれるのだが、踏み跡を見失いそのまま尾根筋へ。コースはわかっていたので、斜面をそのまま下ってルートへ復帰。後ろをついてきていたランナーには申し訳なかった。

 慈光寺の参道トレイルに入る手前のロードで3時間の予定だったが、45分の余裕を持って通過。慈光寺のエイドはトイレのある駐車場ではなく、その上の石段入口のロードサイドだった。この部分の試走会では、設置予定場所の案内があったそうだ。

慈光寺~堂平山  堂平山エイド予定:5:50 実績:4:29

 昨年は登りの斜度がきついイメージのあった都幾山・金嶽だが、今になってみると登りの区間はそれほど長くもない。自分に登坂力がついたのだろうか。金嶽三角点近くでは、試走会で見覚えのある同年輩のランナーと同行。彼も全コース試走で回ったそうだ。林道横断後の尾根づたい、一瞬稜線上の岩場で行き止まるがすぐに左下のマーキングを確認して復帰。後ろについていた彼が「こっちです!」というのと同時であった(指摘されるとちょっと悔しいw)。

 赤木の集落に降りたところで、トレニックワールドのMさんと合流、「みんなペース早いよね」という意見で一致。赤木から栗山までのロード登りは要所で走りを入れて、数人をパス。ただし、栗山の公衆トイレで水の補給をしている間に抜かれる程度の差だ。

 笠山の登山道登りはさすがに走れないが、着実に進めた。稜線に乗る手前で、予定時間の貯金は約1時間に増えた。サハラ仲間のNさんからもらって予備に持ってきたRedBullを笠山山頂で、飲み干す。空きカンは潰してザックのベルトに装着。この間に、試走会で会ったOさん(女性)他数人が山頂を通過していった。

 堂平山への登りでは一人を追い越した。私と同じアルトラのスペリオールを履いていたので声をかける。ロックプレートは使っていないそうだ。

 堂平のエイドで空きカンを処分、トイレに寄る。土足で入れるようブルーシートが敷かれていたので助かる。エイドでフルーツやチーズを少しいただく。

堂平山~飯盛峠 飯盛峠エイド予定:7:55 実績:6:22

 剣ヶ峰へ登る丸太の階段、登りにくくてあまりいい印象はない。が、特に苦労せずに通過できてしまった。これも慣れなんだろうか。貯金はほぼ1.5時間に達していた。白石峠を過ぎて川木沢の頭への階段と直登、ここはさすがに喘ぎながら登るが、すぐに山腹ルートになる、と知っていると精神的には楽だ。

 高篠峠へ下る防獣ネット沿いでは、先行ランナーが3人ほど戸惑っていた。左の林間にルートが付いているのを知っていたので、先に降らせてもらう。

 高篠峠から大野峠への舗装路も無理なく走れるところは走って行く。ここに限らずだが、試走会で顔なじみのランナーと何度か追い抜いたり追い抜かれたりの機会があった。スタート前にも向こうから見つけて声をかけてくれた人だ。「また会いましょう。ゴールで会えたら最高ですね」と別れたが、彼はどうしただろうか。

 ピークから大野峠への下り階段は、右側の踏み跡ルートを利用、直前のHさんとの試走経験が生きた。

 カバ岳下の岩場通過時、前方からハイカーの一団が来ていた。ハイカーたちは岩場を巻くルートを通っていたので、こちらは予定通り岩場の上を通る。一瞬、足を滑らせて岩角に左すねと左手親指をぶつけてしまった(もうちょっとだけアルトラのグリップ力があるといいのだが)。タイツが破れたが擦り傷程度、大したことはない。

 刈場坂峠までのアップダウンがかなり長く疲れる印象があったのだが、前回のHさん、Uさんとの試走会時点からはそう感じなくなっていた。途中の牛立久保が意外と早く通過できるようになっている。少しだけ空腹を感じたので、SOYJOYを食べておく。

 つつじ山を登りながらハニースティンガーを摂取(1本目はどこでとったか忘れてしまった。たぶん笠山への登りだろう)。ここで私を追い抜いて行ったランナーに「このペース早いんですか?」と尋ねられる。たぶん30番目くらいだろう、というのが彼の感覚。速いです!このままのペースで行ったら15:00すぎにはサンピアについちゃいますよ、と返答。下りでは、左の股関節の違和感が出てくる。最近、可動域を広げようとストレッチしているのが裏目に出ただろうか? ひどい痛みでもないので、だましだまし負担にならないように走る。

飯盛峠~ニューサンピア埼玉おごせ サンピアエイド予定:9:30 実績:7:56

 飯盛峠エイドでトイレ利用。この間に10人くらいに抜かれただろうか。時間の余裕があるので順位は気にせず、馬場への下りも飛ばしすぎないよう抑えながら気持ちよく走る。周囲には誰もいない。

 大築山、小築山を過ぎるところでは終始一人旅だったが、竹林からロードに出るところで1人のランナーに追いついた。再度トレイルに入った谷への下りで一瞬立ち止まって左右を確認していたので、「大丈夫です!合ってます!」と声をかけたら、先に行かせてくれた。

 城山の手前でもう一人に追いついた。向こうは私を覚えていたらしく、「あれ?いつの間に抜かしましたっけ?」と意外そうだ。おそらく飯盛峠のトイレ時間でしょう。「あとは鉄塔すぎて、ロードに出て、残り3kmくらいですね」と確認しながら私が先行。

 城山の下りでは木の根か切り株につまづいて一度転倒。怪我はないが立ち止まろうと踏ん張ったせいでふくらはぎが攣りそうになった。同じところで、先ほど会話したランナーもつまづいていた。

 ロードに出た時点では100m以内に後ろの二人がいたはず。ロストやケガなどの心配は特になかったので、そのまま振り向かずにサンピアを目指す。

 サンピア近くで、買い出しから戻ってきたらしいスタッフと行き合う。「ナイスラン!」という声援に「みなさんのおかげで、辛くて苦しくて楽しいです!」とお礼で答える。

 15:00すぎどころか、14:00台8時間切りという、自分としては驚異的なスピードでの北ステージ一周を完了。まさか、暗くなる前に一周できるとは…。

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サハラマラソン出発前夜の気分

 たった半年間だけど、やるべきことはやってきたと思う。装備も最終決定したし、あとは当日を待つだけです。

 レイドライトのザックにHydrapakのソフトフラスク。お気に入りのジェル、HoneyStinger。補給食にSOYJOY、非常用にクリーム玄米ブラン。
レイドライトのザックにHydrapakと補給食

 脱水を防ぐ塩飴類。走行時間が長いので、疲労回復のクエン酸を混ぜるという芸の細かさ。今回バリエーション豊かなのは飽きない工夫です。
厳選したバラエティ豊かなアメ玉

 非常用のアルミシート、コンパス、地図、スネークポンプなど。サハラマラソンの準備を思い出します。
地図や非常用品、雨具など


 本当に、昨年のサハラマラソン直前のようにドキドキです。完走後の「サハラロス」を実に見事に埋めてくれたトレニックワールドin彩の国。 結果がどうであれ、このモンスターには感謝の気持ちでいっぱいです。

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トレニックワールドin彩の国 本番の1週間前にして装備を見直し

 来週の今頃は本番、北ステージから南ステージに突入した頃でしょうか。
 この期に及んで、まだ装備を見直しています。

 ザックはレイドライトの5L一択。

 この手のやつはこれしか持ってませんから。
 実はこのザックは尻の部分にポケットがあり、背負ったまま後ろ手で小物の出し入れができるのです。ここにiPhone&モバイルバッテリーを収納すれば、ウエストポーチを使わなくて済むかな?

 …いや、試してみたら固い四角の物品は意外と出し入れしにくいです。しかし考えてみれば、iPhoneを持って行きたいのは、「道迷いのときの現在地の推測」(GPSアプリで走行軌跡がわかる)のためなのです。
 これだけ試走を重ね、マーキングも明瞭になっている今、走行中はiPhoneを見ることはないのではないか?

 ならば、iPhone&モバイルバッテリーはザックのメイン荷室に入れっぱなしでいいということになります。じゃあやっぱりウエストポーチをなくす方向で何をどこに入れるか考え直しです。
 そうだ、ここにはマイカップを収納しよう。エイドですぐに出せて便利そうだし。
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 そして、雨具を新調しました。mont-bellのバーサライトです。

 ちょうど今日は雨だったので、外出時に着用してみました。防水性能は文句なし、肌に張り付くようなこともなく大変いい感じです。
 いちばんいいのは本番で雨が降らないことですが、何より軽さが売りのこのジャケット、「余分な装備」という感じが全くありません。

 さらに、レイドライトのボトルですが、最近水漏れが発生するようになってきました。ゴールデンウィーク中に100マイル出場のHさん・Uさんと北ステージを試走したとき、大分漏れがひどくなっていることに気付きました。走行中揺れると顔にかかるレベル。これはストレス&残量不足の不安が募ります。
 これを機にソフトフラスクを試すことにしました。Hydrapakの600mlです。

 あとでこれをザックに挿してどんな感じかJogで試して来ます。

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チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン

 トレニックワールドin彩の国本番まで残すところ1ヵ月。昨日はチャレンジ富士五湖ウルトラマラソン、118kmの部に出走してきました。
 前回3/26の伊豆大島(実は初の100kmレース)は冷たい雨の中11:52:05という結果でした。悪天候のわりに12時間は切れたので自信にはなったものの、最後のほうは歩いたりジョグったり、という状態だったので、「コンディションがいい場合の自分の100kmの実力はどのくらいなのか?」という疑問を解消するいい機会です。100km→118km→165kmと目標に近づけていきます。

 というわけで、富士五湖でのひそかな野望は、「歩かない」「可能な限り100km地点でのサブ10を目指す」でした。自信がなかったので、事前には誰にも言ってません。
本栖湖から富士山を望む
 結果、13:27:41で118kmをフィニッシュ。100km地点ではサブ10に遠く及ばず、11:02:30でした。目標の一つ、「歩かない」は達成できたし、良くも悪くも自分の実力を把握できたのでヨシとします。

 トレニックに向けてのシミュレーションとしては、「補給をジェル系のものだけでとれば排泄の回数を減らせるのではないか(根拠なし)」というのもあったのですが、これは失敗でした。仮にその説が正しいとしたら、前日の食事からそうしなきゃだめですよね。途中であきらめ、素直にエイドの食糧をいただきました。

 もうひとつ、本番でiPhoneを装着するために準備していたのですが、今回は既存のNorthfaceのウエストポーチを使いました。これのポケットにもモバイルバッテリーとiPhoneを重ねて入れられるよなあ、と思い。
 私のは青ですが、最新版はこんな感じですね。

 やはり既製品のほうが揺れたりずれたりしなくてよさそうです。これに加えてザックを背負うと、結構おおげさな重装備に見えるけど、まあいいか。

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最後の公式試走会

 これまで4回中3回の試走会に参加してきましたが、今日が最終回、南ステージの後半部分です。

 サハラマラソンX世界一過酷より過酷、の最終日でもあります。疲労がたまってますが、なんとか走ってきます。
 せっかく買ったアルトラの型落ちスペリオールのデビュー戦でもありますし。

 先日の試走会で前を走る何人かがアルトラを履いていて、幅広で良さそうに思えたので。問題なければ本番もこれで行きます。

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新ルート開拓

 年末には、2017年の新コースが発表されました。
 こりゃ大変だ、せっかくルート覚えてきたのに。

 新しいマップが公表される前から、新ルートを推測しながら山中を彷徨する日々の始まりです。
 12/9の北ステージ新コース探索に続き、1/15に南ステージ新コース分までの40kmを8:16、1/29には北ステージ一周を9:55、2/3にはロードto越生(夜間走)+南ステージ一周(計108km 20:13)。
 そして、公式の試走会も3/18(南ステージ新コース分)から始まりました。おかげで地図がさらに書き込みで埋まっていきます

 本日も北ステージ前半の試走会のはずですが、私はここだけ不参加です。次回から全部参加して5月の本番に備えます。今日明日はとりあえず伊豆大島の100km!

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埼玉奥地のモンスターについて

 その怪物は、全長165.6km、体高9488m、全身の73.7%がトゲに覆われていた(オフロード)。しかも気が短くて、その身体に人間たちが取り付いていられる時間はわずか33時間。ちっぽけな人間どもは全員こいつの餌食になるのであった。
 その名を、トレニックワールドin彩の国という。

 世界には他にも同種のモンスターが生息している。たとえば、UTMBと略称される、学名ウルトラトレイルデュモンブラン。これは全長169.4km、体高9889mと、埼玉奥地のものを上回る。しかし性質は比較的温和で、人間がその身体に取り付いていても、46.5時間は貪り食うようなことはしないといわれている。

 日本には、UTMFと略されるウルトラトレイルマウントフジという同族が生息している。こちらは全長約165kmと同格だが、体高は約7500mと低姿勢で、やはりキレるまで46時間の余裕がある。

 この同じ日本のモンスターとの個性の差を、サハラランナーのH氏はこう表現した。
「(埼玉は)13時間も制限時間が短く、2500mも多く登る。UTMFは遊びレベル」
 ちなみに2017年はUTMFは休眠期のようだ。

 さて、埼玉奥地の怪物は2016年に目覚め、挑戦者68人を全て退けた。私も敗退した者の1人だ。
 三つの頭を持つこの怪物の、二つだけに集中攻撃を仕掛けた挑戦者の中には成功した者もいた。が、それでは怪物の息の根は止まらない。

 2017年、奴は再び活動期に入った。全長161.9km、体高8855m、オフロード率73.2%とわずかに小型に変異し、堪忍袋の緒が切れるまでの時間は35時間に延びた。
 それでもなお、UTMFに比べれば「11時間も制限時間が短く、1300mも多く登る」のである。実に倒しがいのあるやつではないか。

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中林のスマホポーチを使ってみた

 先日購入したスマホポーチにモバイルバッテリーとiPhoneを入れて、仕事中・ランニング中に使ってみました。
ナカバヤシのスマホポーチにモバイルバッテリーを収納

 ベルト(付属品ではありません)を斜めに通すと、ランニング中でも揺れにくい位置に装着できてなかなかいい感じです。
縦横のベルト通しとカラビナにありもののベルトを通す

 問題は、防水性かな。取り出しやすい前面ポケット、ってとこは雨だと濡れるだろうから何か対策を考えておこう。
 ていうか、トレニックワールドin彩の国の当日は晴れてくれ。

 ところで、ナカバヤシって昔写真アルバムで有名だった企業ですよね。スマホ関連グッズを作るようになっていたとは知りませんでした。買ったのはこれ↓ではありませんが、結構いろいろ作っているようです。
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 うまく業態転換したってところなんでしょうか。

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モバイルバッテリーを購入

 トレニックワールドin彩の国100マイル(160km)や、みちのく津軽ジャーニーラン(250km)でもiPhone 6 plusのGPSを道中ずっと使えるようにするため、大容量のモバイルバッテリーを調達しました。

 Ankerというブランドのもの

が多分一番容量のコストパフォーマンスはいいのですが、さすがに重さと大きさ(厚さ)がちょっと…と思い、ちょいと高めですがスマイルワールドの製品

にしました。

 ちなみに、これまでは単3電池4本式の

こちらをエネループで使っていました。何度か50km〜100kmの練習で使っていましたが、どうもGPSを稼働したままでは充電が追いつかないようでした。iPhoneの残容量50%くらいで踏みとどまるのですが、それ以上に充電されません。
 そして、そのうちエネループの電圧が不足してしまうらしく、充電接続の認識オンオフをしょっちゅう繰り返すようになります。走っているとき、数秒おきに接続認識のバイブレーションがあると気が散る…というか、バイブレーションでどんどん残容量を減らしているのではないか、という疑惑も。

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ランニング用の手袋を購入

 adidasのランニンググローブを紛失してしまったので、新しい手袋を購入しました。トレニックワールドin彩の国の練習に電車で向かう途中で駅に忘れてしまい、その日はコンビニで買った防寒グローブで走ったのですが、温かさは十分なものの汗が抜けず、ランニングには向きませんでした。

 今回買ったのは「冬の低山ハイク用」と謳っているアクシーズクインのもの。


 結構薄手なので初めは大丈夫か?と不安でしたが、走るとちょうどいいですね。

 ちなみに、先代

は一応タッチパネル対応だったのですが、私の指とiPhone6 plusには合いませんでした。ほぼ操作できません。理由の一つは、私の指が短いからでしょう。指先だけタッチ対応のものではうまくいかないのです。

 今回買ったのは、もう諦めてタッチ対応のものではありません。手のひらが大きいのでXLですが、指は短いので余ってます(笑

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月一トレーニングの日々

 その後、10/2に北ステージ一周(10:31)

11/12にロードto越生(夜間走47km 06:05)+南ステージ一周(14:07)、12/9にロードto越生(夜間走)+北ステージ一周(計105km 20:28)





と月一ペースの練習をこなしてきました。
 ルート上のマーキングはほとんどなくなっているので、さらに迷いやすくなっている…。
 そのため、マップは注意書きでいっぱいになったが、その分少しは走力も上がり、地形と方向を読む感覚が身についてきたと思います。
 里山の日暮れどきにルートを見失い、コンパス頼りに脱出したことも。

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再起動の決意

 本番では高山不動尊奥の院でリタイヤしたので、通しで南コース一周再チャレンジしました。
 結果、12:51かかりました。…昼間で! 当日一周目なのに!
今日は誰もいない桂木観音エイド
子の権現で自販機補給
今日は誰もいない竹寺エイド
今日は誰もいない吾那神社エイド

 このあと虚空蔵尊に降りるところと、高取山から降りて最後ロードに入るところはうっかりショートカット。マーカーがない割には5回くらいしか迷わなかった自分を褒めてあげたい。
 とはいえ、今のレベルでは到底ムリ。55km走った後に、夜間走行で11時間切らなきゃいけなかったんですよ?
 次回の完走をめざし、今後毎月現地で練習することを決めました。

 いつか、勝利の美酒を。
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挑戦、そして全滅

 二周目が夜間走になるため、ヘッドライトを準備。

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 これは光量十分で正解でした。サハラでは軽量化重視で最低限のものしか使いませんでしたが、トレニックワールドは「本気で走らなければどうやっても関門に間に合わない」設定です。夜だからといって歩けません。

 …という準備はしたものの、結果は一周目の途中でロストがあり、一周目の関門にすら間に合いませんでした。このきつさはRUNNETの方がわかりやすいレースリポートを書いていらっしゃいます。私はこの人の2~3人後ろにいたはずで、一周目の関門を5分ほどオーバーして到着しました。

 それでも「走れるなら続けて走っていいですよ」と主催者にいわれたので、「時間はかかっても二周目を回って戻ってこよう」と突入しました。が、そこからパラついてきた小雨が、やがて本降りとなり、身の危険を感じたため、関八州見晴台のあずま屋でビバーク、ここでリタイヤとなりました。

 そして、翌朝得た情報では、ダントツのトップを走っていた人も、二周目を終えたところで関門に間に合わず、三周目に行けた人はいなかったとのこと。完走率0%という伝説のモンスター誕生の瞬間でした。

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Author:yskinng
バイクも自転車も好きですが、最近は主に自分の足で走ってます。

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