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2018年のランを振り返る

 振り返ってみれば、昨年の心残りを全て払拭できた、最高の年でした。 なんだか、生傷が絶えず、骨折したり、しょっちゅう膝が痛いと訴えていた気がしますが、それでも 走れる/走らせてもらえる ことに感謝します。
 年末には東京八峰も仲間と走れたし、幸せな一年でした。

 じゃあ、今年は心残りはないのか?

 ありますよ。
 来年はUTMBにエントリー。当たるといいな。当たらなくても、上記の心残りは潰しに行きます!

 新しいシューズ、少しはアッパーが丈夫になったというやつ、買おうかな。

 また来年もよろしくお願いいたします。
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テーマ : マラソン
ジャンル : スポーツ

第5回はが路ふれあいマラソン顛末記

 2018/12/16、5年連続5回目の自己ベスト更新しました。3:20:04。

 昨年は3:30を切れたので、今年の目標は3:15にしたのですが、この時間帯はペースランナー不在。半ばヤケクソで始めは3:00のペースランナーについて行きました。
 あれ?意外とイケるな…これって時々気まぐれにやるスピード練習のペースか…と思ったのは5-6kmまで。8kmあたりで早々に脱落しました。

 10kmあたりからは右腿に違和感を感じつつ、「今日だけのことだ、死ぬわけじゃない」と言い聞かせて走り続けます。
 やがて左腿にも同様の違和感が出てきて、これはバランスとれてよかったのか!?

 原因はおそらく、
  • 右膝の痛みが出ないようにストライドを大きくした
  • 普段やらないスピードで普段走らないロードを走った
 要するに身体に無理させた筋肉痛みたいなものでしょう(関節とか腱を痛めたわけではない)。
 ちなみに、膝の痛み予防には走る前から痛み止めを服用。これはバッチリ効き、ストライド&踵着地もうまくいき、全く膝の痛みはありませんでした。

 前半のうちに、女子1位のランナーに抜かれました。確か前回は女子10位と同じくらいにゴールしたので、今年はだいぶ頑張っています。

 脱落したとはいえ20km手前の峠、ここはトレイルランナーの脚の見せ所、とばかりにスピード上げて行きます。
 ハーフ地点で1:33のタイムを確認、このまま行ければ上等だ。
 エイドには1度給水で立ち寄っただけ、3:00は無理でも3:15にはまだ希望が持てるペースでした。ハーフまでは。

 折り返しの登り坂で手持ちのジェルを摂取し、後半のエネルギー切れに備える。
 そう、トレイルだと「どうせ走れない登り坂」ってのがあるので、補給したり脚を休める(他の筋肉を使う)時間があるんですよね。ロードはスピード上げて走りっぱなしなのでツライです。ジェルの口も走りながらじゃ開けにくいし。

 ちなみに、今回のジェルはこちら。

 人工的な味だけど、ショッツほどひどくはなく、マグネシウム入りなので脚攣り防止にはいいかも。ナチュラルな感じではないので、ロードのフルまで専用かな。

 ともかく30kmまでの区間もエイドは2-3回の給水のみで進みます。が、だんだんとペースが落ちてきます。後ろから上げてくるランナーに次々と抜かされますが、彼らについて行くスピードが決定的にありません。女子の2番手にもパスされました。

 まさかのリタイヤ?いや、さすがにそれはないな。
 しかし、本当に走れなくなったらジョグに切り替えてゴールってことになるのか。ちょっとカッコよくないなー。
 などと考えながら到達した30km地点にはこんな看板が。

「30kmからがマラソンだ」

 そうだ、最後にはまた登り坂があるじゃないか。お前はトレイルランナーなんだろう?
 看板の言葉を口に出して唱えます。

「30kmからがマラソンだ!」

 そうだ、まだ終わってない。
 坂まで脚を温存しておくような余裕はありませんが、最後の坂を潰れずに走り切れれば俺の勝ちだ!と勝手な目標に切り替えます。

 実際、30kmまで来ればもうリタイヤは本当にないと言っていいでしょう。あと12km、あと10km、あと8km。ほら、もうこれで家から汐○までの距離だ。こないだ1時間で走ったじゃないか。

 なぜか後半ゴールが近づくにつれて、エイドの数が充実してくるんですが、ひとつも寄れずになんだか心苦しい。たまには蕎麦とか食べてみたい。
 この辺では女子3位のランナーに抜かされます。追いつけないっての。

 ただ、登り坂では根性見せて誰にも抜かされず上まで。登りきると、

「さあここからは平地!」と、スタッフが励まします。

 いや、苦手分野なんですけど。案の定、ガンガン抜かれます。もうゴール近いからスパートする人はするよね。

 それでもしばらくすると、畑の彼方にゴールのゲートが見えます。帰ってきた!が、そこから公園へのアプローチは左手から回り込むようなコースなので、まだ1km以上あるのです。

 両腿と右脹脛が痙攣している。
 右脹脛の痙攣は静脈瘤のように内側中ほどにいる。
 そいつが、次第に膝に向かって蠢いて這い上がってくる。
 攣らないギリギリのスピードで走り続ける。
 あと少しなんだから持ってくれ!

 最後の1kmを数人に抜かされつつも必死で駆けて公園に入ると、正面がゴール。ゴール脇のタイム表示が3:19:48、49、50とカウントアップされています。くそ、3:19台で入りたいぞ!

 スピードアップするも、わずかに及ばず。
 しかも、ゴール寸前で後ろから来たランナーにかわされるというおまけ付き。

 まあ「諦め」という自分の心には勝った、いや、負けなかった、ということで。

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テーマ : マラソン
ジャンル : スポーツ

第4回 Fun Trails 100K Round 秩父&奥武蔵 激走記

 2018/11/17-18、FTR100を完走してきました。昨年は事故により50kmほどで中止(なんの記録もポイントもつかず)だったので、心残りを払拭してきました。18:21:49、総合26位。

前泊まで


 2週間前にコース全線を試走、約23時間。何かトラブルがあったとしても24時間は切れそうなので、これを最低限の目標とします。とにかく前半の上りがきつい、ということを認識。鎌北湖周回あたりでミスコースしたので、ここは本番で気をつけよう。その他気づいた点は、
  • スタートから芦ヶ久保まではロードと走れるトレイルなので、位置取りはその間にやっておくと良い(二子山、武川岳、大持山あたりはひたすら走れないので順位は変えられない)
  • A3名栗は駐車場のようなので、トイレによるならさわらびの湯の駐車場で済ませた方がスムーズ
  • 最後の県民の森からの下りがダラダラ長いし眠いはずなので、最終エイドでコーヒー投入しよう
など。
 前泊は武甲温泉。前日受付会場(スタート地点と同じ、西武秩父駅から徒歩だとかなり登る。まだ前日なのに)から歩こうと思っていたが、予定外の時間に送迎バスがあったので乗せていただく。ロビーの飲食コーナーにて、ポットでお湯を提供してくれた。5:00スタートにも間に合うように送ってくれた。

前半


 スタート会場でNさんと会えた。上州武尊では無念のリタイヤだったので、今回は是非とも完走してUTMBに向けて一歩進めたいところ。「ヘッドライトはあったほうがいいですよね」など話す。
 越生の先輩、Sさんにも会えた。試走は一緒にはできなかったけど、いろんなレースで前後することが多い、いつも気になる一人だ。シューズの紐の独特な結び方を教えてもらった。
 あらかじめ痛み止めを服用しておく。

 05:00、羊山公園をスタート。横瀬までのロード、最初は主催者の奥宮さんが先導(「抜かないでくださいね」って言ってた)してくれた…らしいけど、先頭にいたわけじゃないのでどこまで本人が先導してたのかはわかりません。ともかく試走では住宅地のコースがわかりにくかったので、ここで先導があるのは安心でした。
 スタートから2〜3km、トレイルに入る前の段階で、ようやく先頭集団(&Sさん)に追いつきました。

 試走の結果で想定した通り、芦ヶ久保までのトレイルは結構飛ばし気味で行きます。いい感じ。その後二子山への登りにかかる手前9km地点にエイドがありますが、スルー。キャンプ場の中の道を下り、沢を渡ります。
 斜面についているトラバース道で高度を上げていきます。二子山のピークに達するまではともかく登りです。ここで少し順位を上げられたと思います(抜いた記憶はあるが抜かれた記憶がない)。

 ピークから見下ろす朝の秩父の街の風景はなかなかいいものでした。
 二子山は特徴的な形で、平地から見ても一目で「あー、あれが双子だな」と思う山です。その山の姿を想像しながら、雄岳・雌岳(二卵性ですね)を越えていきます。
 これできつい登りが終わるか?というと、まだしばらく大持山の肩まではなかなかきつい登りが残っています。途中、焼岳の林道にはブリーフィングで説明があった通り給水所が出ていましたが、これもスルー。
 その先でコースは尾根の登山道に乗り換えるのですが、ここに大会案内表示が無かったのは、ほぼ唯一わかりにくかった点です。試走で把握していたので、直進しようとするランナーを呼び止めることができました。Nさんは試走には来られなかったので、ここの情報を念のためメッセージ送信。

 大持山の肩からは昨年と同じコース。アップダウンを数回繰り返して「橋小屋の頭」から坂川乗越へと左折(また昨年のコースから外れる)します。この辺はもうだいぶ選手間がばらけていて、マイペースで進めていました。左折して下りになったところで、後ろから迫って来た選手に道を譲りました。後で確認したら、この人が本大会の優勝者になっていました。ここまでは本当に様子見のペースだったんでしょうね。

 坂川乗越からは再び昨年のコースと同じになり、蕨山経由でA3名栗へ下っていきます。途中、どうもiPhoneの充電の調子が良くなく、グローブを外して歩きながら試行錯誤していたら、片方グローブを落としてしまいました。200mほどで気がついて引き返す途中、後続ランナー二人が「そういえば!落ちてました」と教えてくれました。
 レース後半で再会したとき、この方は「拾わなくてすみませんでした」なんて謝っていたけど、全然気にしてません。「落ちてた」情報の提供だけで十分ありがたいです。

 A3名栗では奥宮さんに「調子はどうですか」と話しかけられ、突然のことでうまく答えられず。なんか失礼な奴になってしまった。エイドを出たところで、バッテリーの接触が良くないのでRuntastic計測終了、緊急の通話用に電源を温存します。
 結局、この不具合はiPhone側のドックコネクタの問題で、AppleStoreで本体交換が必要でした。ここを壊さないためには刺さないのが一番、というわけで、それ以来非接触タイプの充電器を愛用しています。例えば

など。私が買ったのはDeliTooの商品で、特に不満はありません。

 さて、珍寺(? 鳥居観音)を背後に、飯能アルプスの稜線へとロードを登っていきます。ここのロードで、昨年は力強い登りのランナーの走りに圧倒されつつその背中を見送ったのですが、今年は周辺に他のランナーがいませんでした。少しは自分に力のついた証だといいんですが。
 鉄塔沿いの尾根道を竹寺へ、そして崩落部分を高巻きして子の権現へ。走り慣れたホームコースです(逆だけど)。A4子の権現では、スポーツドリンクを補給。薄めに作ってあったと思う、これはありがたかった。1倍のスポーツドリンクは甘すぎるからね。

 ここから飯能アルプスの縦走にかかります。スルギ、前坂、大高山、天覚山。ほぼ抜いた記憶も抜かれた記憶もありません。トピックとしては、シューズの崩壊ですね。
 天覚山の下り、右足が木の根か何かに蹴つまずいた瞬間、シューズ(Altra King MT 1.0)がビリッと破けてパックリ穴が空きました。アッパーが薄くて弱いとは思っていたのですが、「最近、俺走り方上手くなったんじゃない?」と勘違いしたため、シューグーで補強するという対策をしなかったのです。1.0が特にアッパーが弱く、1.5では改善されているとのこと。

 天覚山登りかけのA5東吾野ではRUN塾のみなさんが心配してくれて、ガムテープを提供してくれました。ありがとうございました。補修時間を取られたので、天覚山への再度の登りを結構追い込んで上がっていくと、スタッフの中にサイラーのSさんが!サンタ姿で応援してくれました。

「あれ?ずいぶん息上がってますね。慣れてるコースなのに」
「…え?…あ…」
「…あ、いや、いい位置、いい位置」
「…(ども)…」

 あまりお話しできず、すみませんでした(登り切るのでいっぱいいっぱいだった)。次のエイドまでの間に、痛み止めを再度服用。

 その後もシューズの都合により地球と足に優しい走りを続け、A6飯能中央公園。ここには会いたい人がいた。東吾野から北向地蔵までをたまたま一緒に走ったことのあるKさん。昨年の中止になった大会でもここのエイド担当で、私はその手前の東峠で中止となり、会うことができなかったのだ。
 エイドに着いてすぐ「Kさんて方、いますか?」と聞いたら目の前にいた! 再会できてよかった。彼は昨年の大会中止をものすごく悔しがっていた(もしかすると選手以上に)ので、元気な姿を見れて本当によかった。

Kさん「調子はどうですか?」
私「今の時刻にここにいるってことは、めちゃくちゃ調子いいって分かるでしょ?w」

 そう、こんな予定ではなかったのだ、24時間完走狙いであれば。ただ、ここまでできてるならやってやろうじゃないか、とも思う。時刻は14:40、折り返し地点で、まだスタートから9:40しか経っていない。
 エイドにいた他のランナーも

「このままなら17〜18時間のペースですよ」

と、煽る。
 まあそれは無理でも出来る限りはやろうじゃないか。

後半


 というわけで、それなりに頑張って走っていたら高麗峠の砂利道(平坦)であえなく転倒、右肘をざっくり切る。砂利ってダメージでかいよね。しばらく血だらけのまま走る。巾着田キャンプ場のトイレの水道で応急処置。
 巾着田の出口には応援してくれている人がいたが、彼女らはコースをわかっていなかったので、誤誘導された人ももしかしたらいたかもしれない。私は自説を貫いて無事でした。

 日和田山への登りで、いつの間にか先にいたはずのランナーを一人追い抜いた。どこかでロストしていたらしい。そこからは前後しつつ進む。日和田山の頂上直下のカメラマンに、彼が私のことを

「あのシューズでこのスピードはすごい」

と言ってくれたのは地味に嬉しかったな。

 そろそろ日暮れ。鎌北湖に着く前(だったと思う)にヘッドライト装着。A7鎌北湖で再度ガムテープを提供いただく。
 湖畔の一周コースは案内に気をつければ問題なし。
 そこからトレイルで北向地蔵方面へ上がる区間は全くの初めてだったが、幅のある登山道だったので特に不安はなかった。

 北向地蔵からユガテまでは後ろに数人のランナーが付いてきた。いい緊張感。せっかくなので、水場や、ユガテにトイレがあることなどを教えてあげたりした。トイレに寄ってる人もいたから、ちょっとは役にたったろうか?
 ユガテを過ぎて八徳、高山不動までの間で彼らには抜き去られた。八徳より手前の登りロードではこっちが「すごいですね」と言われることもあったんだが、最終的にはあっちがすごい。

 八徳〜高山不動の沢沿いの登り、新潟方面から参加しているランナーと話しながら登高する。

「今日中のゴールを目指してます」
「あーそうなんだ。私は24時間で行ければいいと思っていて」
「いや、今日中にいけるんじゃないですか」
「え?…えーと今19:00台だから、つまり、あと4時間くらいで、と」
「それ、行けますよ」
「…え?…高山不動、飯盛峠、大野峠、丸山…あ、ほんとだ、…行けるかも」

 最後の境内への石段を登りきると、高山不動「本尊」なのだが、エイドはさらに数百メートル上のグリーンライン沿いだ。
 エイドでは、まずガムテープを所望する。軽く飲食しつつシューズの補修。
 そして、最終エイドで待っていてくれてるはずのYさんにメッセージ送信。

「予定より全然早く着きそう」

 そう、サハラマラソン同期の彼女は、事前に私の補給希望まで聞いて、到着予定時間にそのエイドにいるはずだったのだ。
 まあ早い分にはいいだろう、喜んでくれるに違いない(勝手)。

 よし、行こう! さっきの会話で、あと4時間でなんとかいけそうな気がしている。立ち上がって勇んでエイドを出る。

 そこで驚いた。
 脚が動かない。

 眠いとか疲れではない。
 さっきまでの脳神経はどうなったんだ。
 動かそうとすると膝に痛みが走り、とてもイメージするような動きができない。関八州見晴台までの登りをありえない遅さで登る。
 これは無理か? 当日中なんて夢だったか。
 ともかく、慣れた山道を一歩一歩進みます。登りはまあ大丈夫、下りは激痛。姿勢や足置きを工夫して軽減するしかない。数人に先を譲る。
 飯盛峠まで着いて、再々度の痛み止め服用に踏み切る。しばらくはまだ効果が出ない。
 それでも、だましだまし進むんでいれば予定より大幅に早くフィニッシュできることに変わりはないだろう。登りはそれなりに、下りは試行錯誤しつつ慎重に、進んで行く。

 最終エイドへあとわずかの丸山。10数年前に家族旅行で登った山だ。去年も今年も、試走で登った山だ。決して難しくはないぞ!
 言い聞かせて進み、先行ランナーを捉える。女子の1位を抜く(その後抜き返され、追いつけない)。
 ここらで思う。

「意外と私は登りの力がついたのかもしれない」

 A9県民の森エイドへ降りてゆく。手前の案内スタッフの声に聞き覚えがある。Yさんか! 歓迎してくれる。が、Yさんは、この時間帯ではエイドでのサポートには入っていないそうだ。
 エイドではこの後の眠気に備えて、ブラックコーヒーをいただく。なんでもYさんは私のためにドリップコーヒーも用意していてくれたそうだ。ありがとうございました。

 長い下り。ここでようやく最後の痛み止めが効いてきた。
 ようやく、とはいえ無事に終了できそうだ。
 この区間では2〜3人が先に通過していったはずだ。

 ロードに出る。つまりあと3km程度だということだ。
 ダッシュではないが、スピードを上げる。横瀬からゴール会場までの間に一人を追い抜く。彼曰く

「もう、この後は余韻を楽しみながら行きます」
 
 …大人だ。

 僕はいい歳して、まだ大人になっていないんだろうか。
 それでも、「走れる間は走る」。彼を抜いてもスピードは緩めない。
 そのときの自分に、許された最大限のスピードで走るべきなんじゃないだろうか。一応スピードを競う競技なんだから。

 ゴール時刻は23:21。
 結構上位(総合26位)だったのですが、直前に女子1位がゴールしていてインタビュー中だったので、注目度はゼロ。
 いいんです、自分が自分の目標を達成したことは、自分だけが知っていれば。
 当初想定より大幅に早く、当日中のゴールとなりました。

ゴール後


 この時間にゴールしても、帰りの電車はない。武甲温泉が24時間受け入れてくれていたので、そちらへ向かう。
 入浴・仮眠。
 仮眠のために大広間も開放してくれていた。
 翌朝、二便か三便で横瀬駅まで送っていただき、帰路につく。

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ジャンル : スポーツ

第4回 峨山道トレイルラン 完走記

 2018/10/19、峨山道トレイルランを完走しました。昨年は悪天候で短縮されてしまったので、全行程を走ったのは初めてです。記録は09:10:41。「峨山タイム」と称する10時間を切り、しかも49歳以上の峨山タイム突破者の中で上位に入ったため「五哲賞」として表彰までしていただきました。

前日


 北陸新幹線は高額なので、昨年同様高速バスを利用。金沢に前日の朝到着。
 前日受付は羽咋にて午後からなので、昼までは金沢で時間を潰します。

 まずは金沢駅のコインロッカーに大荷物を預け、兼六園方面へ散歩(ランではない)。近江町市場で朝食。
 そして昨晩はバス車中だったので、「金沢ゆめのゆ」へ入浴&休憩に。駅前に便利な日帰り入浴はあるんだけど、某ホテルチェーンは使わないことにしているので1.5kmほど歩く。ゆっくり休憩して、近くの寿司屋で昼食。金沢駅まではゆめのゆの送迎バスで戻る。

 電車で羽咋へ向かう。車中にはトレイルランナーらしき姿がちらほら。駅には大会の送迎バスが待っていた。
 受付開始時刻より早く着いてしまったが、整い次第で受付してくれた。

 その後開会式とブリーフィング。コースの解説で「後半の鉄塔アップダウンあたりは結構ぬかるんでいる」との情報。まあ後半だけなら、走り慣れたソックスとシューズでいいか。一応防水靴下も用意してきたんだけど。

 質問コーナーでは「タイムを狙うなら、50kmまでで半分、と考えて脚を温存すること」とのことでした。

 前泊は、羽咋市武道館(体育館)の仮眠所、無料です。
 この大会は、羽咋の「永光寺」と輪島の「総持寺」をつなぐワンウェイ約70kmなのだが、その背景にあるのはこの二寺の住職を兼任していた「峨山禅師」の健脚である。毎日、両方の寺を行き来しての朝の行を欠かさなかったという。
 そんなこと聞くと、「じゃあ前泊は寺に泊まって、ゴールしたらもう片方の寺に後泊」っていうプランが自然に思い浮かぶ。昨年はそうしたんですが、今年は経費節減のため、お寺の宿泊は後泊だけにしました。

 駅と武道館の間に見かけたスーパーへ朝食の買い出し。帰りに、「金沢ゴーゴーカレー」で本日の夕食。
 アルミマットと寝袋で就寝。02:30にスタート地点へバス送迎となります。朝食はその前に。

スタート前


 スタート地点のバス駐車場へ到着、荷物預け。羽咋からわざわざバスで輪島まで持ってきた荷物を、ここで預けて改めてゴール後に羽咋で受け取る、というなんか効率のよくない運送(まあ直前に荷物の出し入れする人もいるからしょうがないか)。

 門前会館まで人波に任せて少し歩く。
 門前会館には、昨日すでに羽咋から輪島まで片道73kmを走りきった精鋭たちが仮眠している。彼らもこれから復路を私たちと同時スタートするのだ。今年はこの往復レースも試行されていた(参加が招待選手だけだったのが残念だ)。

 トイレ以外に特にやることもないので、スタート地点に近い建物へ移る。ここで、よくトレニックワールドのスタッフをされている方たちと出会う。こんな遠くにもスタッフとして来ているようだ。向こうは受付時に私に気付いていたとのこと。
 スタート地点にはかがり火が焚かれていて幻想的。スタート待ちの間に、昨年同宿だったO嬢を見つけて声をかけることができた。彼女はこの大会に賭けていて、毎年少しずつ完走に向かって成長しているのだ。是非とも応援したい。

目標

  1. 全行程を通して完走する
  2. 10時間以内
  3. 昨年の順位(19位)を超える
  4. 49歳以上の10時間以内で5位以内(五哲賞)
 この中で、1.2.はほぼできると思っていましたが、順位に関しては相手のあることなので(しかも往復走る招待選手と本戦の招待選手を合わせるとちょうど18人。エリートランナーを何人か抜かさなければいけないということになる)なんとも言えないかな、というところです。

レース展開


 2列目くらいに並ぶ。偉くなったもんだw
 ちょっと肌寒いけど、網シャツの上に長袖Tのみ。走れば暑くなるだろう。今年は雨でなくてよかった。ヘッドライトはオン。
 05:00、和尚さんの合図でスタート! ちょっとだけ町を走った後すぐトレイル登りに入り、総持寺の境内へ裏から降りてくる。10番目以内をキープ。町から後はほぼこんな順位で動かず。
 A1古和秀水(こわしゅうど)で5位。総持寺の境内を出た後は、ちょうどいいペースで引っ張ってくれる人(Fさん@愛知県)がいたので、後ろに着かせてもらった。

 峨山(という山がある)はトレイルだが、その後A2稗造(ひえづくり)までは舗装路も多い。この辺が一番標高が高い(前半だけど、結構ぬかるみあったよ…話が違う!)のだが、ここまでの登りの斜度・長さはそれほどきつくなく、むしろ下りの舗装路で脚に負担がかかるパターンだ。あれ、膝がなんかおかしいな。調子に乗って飛ばしすぎたか。

 A3鉈打(なたうち)までの間に、何人かに追い抜かれる。膝痛いな。張り合って飛ばすと潰れそう。エイドでは基本水と塩しか出ない大会なのだが、わかっていればどうということはない。給水だけさせてもらって、食料は好みのものを自分で用意するだけのことだ。
 ちなみに準備した食料はこちら。
  • CLRBARちょっと重たくしっとりしすぎ。でもコーヒー味はナイトランにいいかも
  • 亀井商店のトレイルバー味はいいんだけど、形状はバーのほうが食べやすい
 さあ、ここからは去年走った短縮コースだ(ワンウェイの大会だが毎年逆方向になる)。風力発電のある虫ヶ峰の登り。昨年は引き離されたランナーの後ろ姿を見送ったことを覚えている。逆向きだけど、この山の登りを、今の私なら少しはマシに走れているんだろうか? スピードはそれほどなかったけど、斜度自体にはきつさをあまり感じることなく走れたと思う。

 A4土川の手前で、峨山道の絶対王者・F選手(当然往復組)に追い越される。ここからA5徳田まではかなり長く感じた。高速道路の下のエイド、ということを覚えていたため、高速道路の高架を見るたびに「そろそろか」と期待してしまったのと、いい加減ホントに膝が痛いのが原因だろう。距離的にはエイド間わずか11km。ここで順位を30位まで落としてしまっている。時刻は10:30前後。

 徳田では例外としておにぎりが提供される。が、私は他の軽食だけにしておいた。糖分で眠気がくることと、摂取した分だけ無駄に重くなりそうな気がしたので。
 そのままエイドを出てしばらくして思い出した。

 「おれ痛み止め持ってるじゃん」

 ドーピングして後半の鉄塔巡視路アップダウンに備える。これがはまりました。
 徳田を出てからF選手を抜き、細かいアップダウンを繰り返すA6矢田では26位(区間1:36)、さらに鉄塔の旅を続けて平地に降ったA7金丸では17位(区間1:24)まで盛り返しました。アップダウンの繰り返しは、やはり飯能アルプスをよく走っていることがいい練習になっているのでしょう。
 さて、この時点で自分の順位を見る余裕はありません。10時間は大丈夫そうだけど、順位の目標クリアできるんだろうか?
 できると信じて全力を尽くす以外にありません。全力で臨まなかったらまず間違いなく達成できない、ギリギリの目標だから。幸い、膝の痛みはすっかり消えています。

 私「あと何kmでしたっけ?」
 A7「う〜ん、5km? は、ない…と信じたい!
 適当か!
 私「信じません!(笑)」こういうシーン、よく騙される(ラクさせたいという善意に)ので。

 いや、本気で残りの距離は知りたいんですよ。ボトルに補給するドリンク量を調整したいのでね。よし、真水を入れていこう。間に合うことが分かった時点で捨ててやる。
 ともかく後は川沿いの平野部を駆け抜けて、永光寺の山に駆け登ればフィニッシュです。

 ここからは誰にも抜かされず、永光寺の山道では歩いていた選手を一人追い抜きました。 意外ときつい登りの裏山でしたが、距離はそう長く続きません。寺に向けて駆け下りてくると境内裏手の駐車場でスタッフが「山門まで下って石段を上がってください」と誘導しています。下りきったところでボトルの水を頭にかけて空っぽに。できる限りの力で石段を登り、ゴール。
 総合16位となり、無事に目標は全てクリア。申し分のない結果でした。

 ゴール後、飲食をしているところで表彰に呼ばれました。賞状に記念品、記念撮影まで。こんなにまともに表彰されるのは初めてです。嬉しいもんですね。

その後


 さて、知り合いのO嬢やSさん@大阪(同じく昨年同宿)のゴールを見届けたいが、速報を見るとまだ先のようです。その間に汗を流そうと送迎バスでユーフォリア千里浜の温泉へ。この大会の送迎バスは運行が柔軟。温泉から帰りのバスの予約はできなかったけど、歩いているうちに通りかかったバスに乗せてもらえました。

 後泊は永光寺の宿坊、昨年の前泊場所です。人数は計5人と、今年は少人数でした。
 相部屋の二人(初対面)はすでにゴールして部屋にいましたが、私は荷物だけ置いてすぐゴール地点に戻り、知り合いの二人を待ちます。
 残念ながらO嬢は無念のリタイヤ(それでも以前よりもちょっと進めたという)となってしまいましたが、Sさん@大阪を境内で出迎え、ゴールシーンを見届けることができました。奥様も応援に来られていた甲斐があったでしょう、おめでとうございました。

 Sさん@大阪は昨年同様宿坊泊まりかと思ったら、奥様と動くので別のところだそうだ。O嬢は同宿。
 相部屋の男性陣、Sさん@熊本、Oさんとは、目標とする大会・出場する大会などの話がはずむ。女性陣はもう一人、S嬢。男性陣は相部屋だが、女性はそれぞれ個室だったらしい。今回の同宿の皆さんとはそれぞれFBやLINEの連絡先を交換させていただいた。遠くにいてもそれぞれの頑張りが刺激になる、良いつながりができたと思う。
 中でも、Oさんにはその後FTRの個人的な試走までお付き合いいただいた。感謝。

 翌日、金沢まで電車で移動、それぞれ帰路につく。私は高速バス(わりと慣れた…また出るときにはこのパターンだな)。

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第5回上州武尊山スカイビュートレイル回顧録

 2018/9/23-24、上州武尊を走ってきました。結果は20:45:29、トータル15位。40代男子の部3位でした。24時間が切れればいい、と思っていたので、もう言うことありません。

 前年の完走者・Kさん(みちのく津軽で同宿)から、事前情報をいただいていました。要注意ポイントと認識したのは、
  • A2~A3はメインの武尊山を含む長い区間で補給がない。ドリンクの予備があるとよい
  • 笹藪を刈ってつけたルートがあり滑りやすい
  • 武尊山への登り以降、足元は泥だらけになる。ドロップバッグにシューズとソックスは替えを用意した方が良い
 前日に現地へ向かう電車内で、朝の階段仲間・Mさんに遭遇。そう、確か去年も出たといっていた。この人、前泊は建物脇でツェルト泊だそうだ。強者。
 私の前泊はサハラ仲間のHさんがとってくれた、ロッジ岩田渡。正月に箱根往復で一緒に走ったNさんも一緒です。もう一人のサハラ仲間Nさんは残念ながらDNS(UTMBでの故障…まあ、そっちをやり切ったんだからいいじゃないか!)。
 スタート地点に最も近い、便利な宿でした。
 スタート地点にはサイラーの姿が数人。Tさん、Yさん(たまたま同宿だった)に声をかける。

 05:00スタート、川場村のロードを駆ける。Hさんと暫し並走。彼は大事な用事があるので帰りの時間に間に合うようにゴールしなければいけないとのこと。

 ヒルが多いという山道区間を通るが特に何事もなし。
 A1川場スキー場までは、ロードの峠走が多い印象。それなりに頑張って走っていたら、同じくらいのペースの選手が声をかけてくれた。長野から来たそうだ。「長野なら山の練習場所には困らないでしょうね」と言って気がついたが、そういえば長野の大会って出たことないな。
 途中、左手に形のいい山がポツンと目立って見えた。案内スタッフに山名を聞いたが、わからなかった。まさかそんなこと聞かれるとは思っていなかったようで、「えええ~!?」と大げさに驚かれてしまった。地元じゃ珍しくもない、名もない山なんだろう。

 A1からは武尊山へと続く剣ヶ峰の尾根を辿る。気持ちのいい山道だ。ここでサイラーのYさんの後ろにつくが、彼はすぐに先へ行ってしまった。写真撮ったりしながらも余裕の軽快な走り。
 剣ヶ峰からは激下り、そしてガレた林道とキャンプ場のある舗装路で高度を下げてゆく。
 やってきたのは宝台樹スキー場。名物・ゲレンデ登りの始まりです。さすがに駆け上がることはできませんね…。
 登って、降って、キャンプ場の裏手から元の道へ出てきます。ここからはしばらく対面通行。この区間で、Tさん(トレニックワールドの大会ボランティア仲間)、Oさん(奥三河パワートレイルで同宿)とすれ違う。

 やがて対面通行区間も終わり、上州武尊へ向けて左折し、高度を上げていく。ここらで速い女子選手に抜かされるとき、「すごくキレイな効率の良いフォームですね!」と褒められたのは良い思い出。

 山道に入ると、ところどころ刈りっぱなしの笹の根の道が滑りやすい。武尊山の山頂には、思っていたよりあっけなく到着した。日本武尊の像があると聞いていたので、記念撮影のために少しだけコース右手の山頂へ寄り道をする。
 あれ、銅像ないじゃん! ここじゃないのか…。
 コースに戻って下り始めると、直下に銅像がありました。その時はもう走るモードだったので、写真はなし。山頂は曇ってたし、まあいいか。

 急な下りを終えると、緩い下り坂の走れるトレイルです。問題は、ぬかるみ。しかし!事前情報を得ていた私は、防水靴下で万全の装備なのだ。

 その装備とは? 内側に紙繊維のソックスで吸汗!

 そして外側に防水靴下

 という構成の二重履きです。これで完璧!

 そんな難所を越えて油断したのか、緩い下りのなんの変哲もない砂利道で激しく転倒。右手をついて回転したが、右手小指をひどく突き指してしまった。
 歩きながらザックからテーピングを出して応急処置を試みる。上手くいかない。諦めて立ち止まり、荷物を降ろす。湿布をナイフでカットして小指にテーピングで止める。グローブの上から小指と薬指をまとめてテーピング。
 脱いだグローブをはめなおす時が激痛だが、それ以外は固定していればまあ影響なさそうだ。ただ、右手で木をつかんだりはしないようにしよう。
 そんなことしている間に、男女数人が軽快に目の前を通過していった。

 気を取り直してA3ほたか牧場へ。時刻は13:00頃。まずはトイレを借りる。軽くエイドの飲食をいただいて出発。牧場を出てしばらくはそれほど傾斜のないルート。軽快に走っていたつもりが、ふと気がつくと左肩に挿していたはずの地図がなくなっている。どこで落としたかは全くわからず、さすがに探しに戻る気はしなかった。地図は必須装備だけど、YAMAPの地図はあるからまあいいでしょう(この大会の公式地図は、見づらく誤植が多く、いただけなかった)。

 この辺りからゲレンデ登りの連続。A4かたしな高原スキー場あたりで、ミドルコースの最後尾に追いつく。以後、ミドルのランナーたちと並走することになる。
 十二様を過ぎて、登り道でミドルコースのランナーを追い抜くと、彼曰く
 「あれ?そのゼッケンには、まだ抜かれてないと思う…たぶん年代別入賞できますよ!」
 マジか。

 A5オグナほたかスキー場に向けてゲレンデを下りている最中、右肩のドリンクが突然バシャッと身体にかかり、何事かと焦りました。ソフトフラスクのストローが抜けてしまったのだ。この時はストローを差し込めばそのまま使えそうだと判断して先を急ぎます。
 A5ではドロップバッグが受け取れるので、シューズも含めて全取っ替えします。防水靴下を脱いでみると、見事に濡れからは保護されていました。後半も新しい防水靴下で同じ構成で行きます。
 同じように全取っ替えしていたランナーが先に出て行く。毎年のように出場していて、毎回最後の方は気持ち悪くなってしまうそうだ。それでも完走しているんだから大したもんだ。

 再スタートすると、ミドルコースのランナーたちと半々で進んでいく感じ。ただ、彼らは割と後ろの方の選手なので、次々にパスしていきます。
 その後、日が暮れてからの林道をA6に向けて走行中に再度ストローが抜けてしまい、今度はどう探しても落としたストローが見つからず、諦めました。
 次のエイド赤倉林道で訳を話し、空いているペットボトルを分けていただきました。助かった! A6は19:00頃通過したが、この時点でここで休む人もちらほらいたようです。

 この辺の下り基調の砂利林道を走っているときは本当に楽しんで調子よく走れていて、たまたま追いついた女性ランナーに「今日は最高のナイトランですねー」と話しかけてしまったほど。
 向こうは少々疲れて余裕がなさそうだったから、ちょっと嫌な奴になってしまったかも。でも僕はやっぱり、夜のトレランが好きなのだ。

 しばらくするとミドルコースと道が分かれます。ロングは右手へ、無駄に長い距離を走るコースです。ここはずっとひとり旅でした。YAMAPで現在地を確認すること数回。
 長い林道ひとり旅から里に出ると、A7太郎大日堂。ここで眠気覚ましにコーヒーをいただきます。久々のカフェイン入りのコーヒーは最高でした。
 ゴールまでの時間を尋ねると、1時間では無理、24:00はまわるだろう、という予想。あと一山(というか、ひと山脈というか)、約20km。

 ロードで峠道を浅松山へ登って行きます。200mほど先に先行ランナーのライトが見え隠れしています。登りの途中の給水所で追いついた相手には「登り、強いですね!」と褒められる。謙遜しながらも嬉しい、そして思う。以前は、下りが速いと言われることはあっても、登りで褒められることなかったなー。
 上の方はちょっと工事中で戸惑う。この山から下るとあとは緩いアップダウンの林間トレイルになります。ミドルコースのランナーたちと再合流し、走れる区間。みんな、ロングの選手と見ると道を譲ってくれます。有難い。譲られた以上、それなりのスピードで行かなければ。
 この区間はノリに乗って走っている感じで、疲れも感じない「ゾーンに入っている」状態だった。実際A7~ゴールまでのタイム=3:25は、40代の1位(総合10位)・2位(総合12位)の選手よりも速かったはずだ。
 そんな走りやすいトレイルも終わりに近づき、最後には雨乞山の手前のエイド。「まだ200m登ります」というのでドリンクを補給してもらったが、200は高度ではなく距離だったようだ。ちょいと登ってあとは下り。
 意外と最後の下りが急坂で滑りやすく、また転んでしまいました。まあよくあること。川場村はもうすぐだ。

 ロードに出て、おそらくはミドルであろう数人の選手を追い抜く。拍手で送ってくれる。
 土手を辿って、小さなライトで装飾された橋を全力で駆ける。そしてゴール!
 途中で教えられたとおり、40代男子の3位に入れました。最後まで走ってゴールできたので満足度は非常に高いです。

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テーマ : マラソン
ジャンル : スポーツ

みちのく津軽ジャーニーラン後悔記

 トレイルではなくロードの大会です。公道を地図を見ながら走って進み、補給は各自コンビニなどどこに寄ってもいいというジャーニーラン。昨年(250km)は200km前後で無念のリタイヤ。
 2018年は二度目の挑戦でロング(今回は263km)完走しました。しかし、大会中に出場を後悔したのは初めてです。辛い旅路だった…。

計画


 せっかくなのでスパルタスロンの出場資格の延長を目論み、36時間完走という無理めの目標設定を思いついた。ざっくり約90kmずつ三分割して、10時間、12時間、14時間で行けないだろうか。

 嶽温泉19:30、日本海拠点館22:00、亀ヶ岡遺跡24:00、鰊御殿03:00で三分の一。
 龍飛地区コミュニティセンター07:00、ふれあい文庫09:00、道の駅たいらだて11:00、ふるさと体験館15:00で三分の二。
 総合文化センターパルナス19:30、金木町観光物産館22:00、道の駅つるた24:00、松の湯交流館03:30、ゴール05:00で完走予定。
※ちなみにゴール地点での入浴は08:00から

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経過


 サハラのテントメイト、Uさん、Mさん(ゴール後はM旅館に泊めていただく予定)とともにスタート。先導ランナーの直後(追い越し禁止)をMさんと進む。適度なペース。暑いけど、夕暮れだし関東の比ではない。
 市街地を出てからは自由走行、嶽温泉あたりではUさんと前後しつつほぼ目標ペースで進めた。

 嶽温泉を出てからヘッドライト装着、スイッチの接触が良くない。電池を入れ替えて無事点灯。5時間15分ほどで日本海拠点館。

 国道101号から県道12号へ左折する地点のローソンでアイスなど補給。アタリが出てもう一本ゲット。亀ヶ岡遺跡には約30分遅れの24:30ごろ到着。

 十三湖で東の空が明るくなってくる。走って夜明けを迎えると、いつも「今日も夜に負けなかった」と、自信とも感謝ともつかない感情が湧きあがってくる。
 鰊御殿には04:30、1時間30分遅れ。この区間30km近いから、私が3時間で行けるわけなかった。計画が粗かったな…。

 津軽の像記念館はエイドなしのチェックポイント。トイレをあてにしていたのだが、時間外でシャッターが降りていた。峠を越えてからの道の駅までガマンする。

 海岸線から竜飛崎方面へ激坂を登って行く。昨年の失敗ポイント、ここで張り合ったり出し切ったりしちゃいけない。

 暑い。
 風がない。
 日差しを遮る物がない。

 セーブしながらも、歩くことだけはしないように走る。走りを止めて歩いたら直射日光の圧力で潰されそうだ。
 眺瞰台に近づくとようやく風が感じられた。蝦夷地から海峡を渡ってくる風だろうか、南側の麓とは気候が違う。

 眺瞰台に到達。ゆっくりとはいえ走りきったので、登りで歩いていた人を一人パス(そしてすぐに追いつかれ、下りで抜き返されるという…)。下りでは膝を痛めないように気をつけて進む。竜飛崎の灯台に着いたのは9時過ぎ。ここでUさんのDNFを知る。と同時に、さすがに36時間は無理と悟り、ともかく完走に気持ちを切り替える。

 竜飛地区コミュニティセンターのエイド、シューズを脱がなければいけないのが煩わしい。この先のコンビニ有無を尋ねると、三厩にあるとのこと。じゃあ隣町だからすぐだな、というのは勘違い。田舎の町の間は長いのであった。
 行政区分で三厩に入っても、町の中心まではまだまだ、そしてにわか雨。そのまま走り続け、股擦れを誘発。雨でも走ったので漁港前のコンビニで余裕の雨宿りをしていた先行グループに追いついたが、ここで朝食休憩としたので差は変わらず。

 昨年はこの辺りで足首へのダメージがひどく、途中の商店で私物の湿布を分けていただいたのだった。今年はセーブしていたけれど、やはりダメージがある。痛み止め、湿布を持たなかったのは失敗だった。
 ここらではまもなく地元のマラソン大会があるようで、興味を持って話しかけられることが多かった。

「どこから走ってるんですか」
「弘前です」
「で、ゴールはどこ?」
「弘前です!」
「うわぁ…」

という会話を何度も経験。

 今別のふれあい文庫への分岐、昨年はここでコースを見失ったのだった。今思うと、どうして間違えたのか不思議なくらいの明瞭な分岐。ふれあい文庫10:21到着。トイレは図書館内のものを借用するため、またシューズを脱ぐのがひと手間。

 この先が新コースで、海岸沿いに陸奥湾の方へ回る。店も自販機もしばらくないだろうから、早めに民家に声をかけて水を補給させていただく。ところが岬を登りきると鋳釜崎にキャンプ場があり、奇跡的に自販機も。キャンプ場の水道で、しばし膝〜足首をアイシング。
 「一本木漁港」という標識を見かけたので「もうここまで進んだのか、意外と早かったな」などと思っていたら、その後にも複数同名の標識があり、精神的にプチダメージを受けつつ進む(現在地の勘違いだった)。半島の東側に回ると下北半島が見える。

 出発から23時間半ほどで158.7km地点、道の駅たいらだてに到着。ここでもエイドすぐ横の水道でアイシング。ボラのIさん、椅子を貸してくれてありがとう。
 しかし、160kmってこんなに長かったのか。1kmごとの進みが遅くて嫌になる。誰だよ、ここに11:00到着の予定立てたのは…もうすぐ17:00になるぞ。

 さて、なんとか痛み止めや湿布を調達しておきたい。松前街道(旧道)で唯一の商店に立ち寄り、尋ねてみたら昨年の再現、私物の湿布を分けてくださった。おばあちゃん、ありがとう。

「昔は店もいっぱいあったんだよぉ。いまは蟹田までの間に一軒しかない。今日中に弘前まで行くんだって?」

 いや、おばあちゃん、今日中に、ってそれトップランナーからの情報ですね。みんなが立ち寄ったんだな。

 蟹田で右折、内陸へ入る。900m先に何やらドラッグストアがある雰囲気。大きな看板だ。しかし看板に書いてあるのが店の固有名詞だけだとよそ者にはなんの店なのか判別できない。ツルハのマークにイメージが似てるので希望を持つ。
 結果、看板のマークの店はスーパーでしたが、隣に「ハッピードラッグ」という葉っぱでも売っていそうなゴキゲンな店があり、痛み止めと湿布、日焼けの鎮静ローションをゲット。とりあえず痛み止めだけ服用してふるさと体験館へ道を急ぐ。

 iPhoneの充電がうまくいかず、緊急時のバッテリーをとっておくため、ふるさと体験館で計測を終了した。スタート後約27時間半、20:31にエイド到着。
 ここは仮眠ポイントなので休んでいる人もいた。私は身支度と治療だけを行うことにする(眠らずに走るの、ずいぶん慣れたもんだ)。
 カレーやうどんなど軽く食事をしてからシャワーを利用、股擦れにワセリンを塗ってドロップバッグの着替えを身につける。日焼けのケアをして湿布を貼り替えテーピングで止めて出発。

 夜の県道12号をひたすら進む。暑さはもうないが、さすがに眠気で思考力が失われている。橋などで見覚えのある地名を目にして、「ここは練習で何回か通って、こういう注意点があったような気がするな…」などとぼんやり思ってから、「いやいや、俺去年の大会の時しかここに来たことないぞ!」と思い直す。幻覚は見なかったけど夢うつつな感じ。そうだよな、昨晩スタートで走りっぱなしだから二晩目だもんな。
 国道339号に合流するまでのこのルートが長い、という記憶自体は、残念ながら幻覚ではなく確かな事実であった。

 国道からは188km組のコースと合流、少しはランナーの姿も増え、心強い。昨年はパルナスへの入口も間違えたのだが、今年は地図に目印のスーパーストアが記載されていたので迷わず到着。しかし、公的な標識には「パルナス」という名称が全く書かれていない、わかりにくい施設だ。
 エイドの軽食を食べてから、アルミマットの敷いてあるエリアで約一時間仮眠。足はザックの上に乗せ、少しでも高くしておく。椅子を貸してくれ、ってわがまま頼んでみても良かったかも。

 明け方、パルナスを出発、約8km先の金木町観光物産館を目指す。埼玉から来た188kmランナーと同行。前半は走っていたが、後半は歩きに切り替えたとのこと、ポールを使ってそれなりの速さで歩いていた。04:56、212.1kmの金木町観光物産館に到着、まもなく36時間経過というところ。

 改めて思う。「220km以上のノンストップレース36時間以内」っていうスパルタスロンの参加条件、やっぱり相当厳しいんだな。

 単独ですぐにエイドを出発。太陽が低いうちに少しでも距離を稼いでおきたい。幸い、夜明けの空はまだ薄雲が日差しを遮っていて、ここまでは暑さを感じることなく来られた。
 しかし五所川原に着く頃には、朝だというのに完全に真夏の日差し。国道の交差点でファミリーマートに立ち寄り、中華サラダで朝食とする。塩分の不足と、甘いドリンクの気持ち悪さを感じる。

 まっすぐな長い国道339号を、昨年のリタイヤ地点・道の駅つるたへ向かう。道の駅まで4kmの標識が出てからもまだ長い。交通量は多いのにコンビニや飲食店がほぼないという呪われた地帯だ。ご丁寧なことに、昨年リタイヤ後に立ち寄った希少なコンビニまで廃墟になっていた。

 やっとの思いで着いた道の駅つるた、エイドのある木陰は風も吹いて涼しい天国だった。麺類、フルーツなどを補給する。場内の離れたところで水道の水をかぶる。足のアイシングよりも、頭と首筋の熱中症防止の方が大事だ。木陰で少し横になって行こうかと思っていたが、かぶり水で多少はましになったのでそのまま出発、未踏ゾーンへ。

 単調な熱い国道ジャーニーがまだ続く。暑い。板柳あたりで進行方向に大きな店舗の看板が見える。クルマ屋かな、ホームセンターかな? あれが何の店だとしても、絶対中に入って一休みしてやる!と決めてそこまでを進む。
 ラッキーなことに、ショッピングモールだった。スーパーで冷やし中華を購入、イートインスペースで休みながら食べる。188kmの女性ランナー二人組が先客だった。

 スーパーの商品持ち帰り用の氷をビニール袋にもらい、バンダナで包んで首筋を冷やしながら進むことにした。
 さらに数キロ進んだところで私設エイド開設の現場に居合わせ、ここでも氷を分けていただいた。感謝。
 「あと3kmくらいでエイドですよ」と励まされる。スポーツプラザ藤崎のエイドのことだ。チェックポイントではないし、来たこともなかったので意識の外だった。思いがけず水分補給ができる、ただ、建物前の路上なのでかぶり水はない。

 エイドを出て国道を外れ、県道110号を田舎館村へ向かう。もう残るは20kmちょい、たったのハーフマラソンだ。歩いても最終関門には間に合う。前後の他のランナーたちも、みんな歩くのが精一杯のようだ。ここまでの距離を来て、この暑さで、それでも走れるような人は、もうこの順位にはいなかったんだろう。私も歩いて進んで行く。

 日差しは強く風はない。
 手がむくんでいる。
 汗で湿布のテーピングがはがれる。
 頭が熱い。
 立ち寄れる店はない。
 公民館で、公園で、民家の軒先で、水道を見かけるたびに水をかぶる。
 残り少ない手持ちの塩分をとる。

 まだ行けるか。
 何とか持ちそうか。
 不確かな見通しを自問自答する。
 たった一つ、確かなこと。絶対来年は出ないぞ。

 約5kmを進んだところで、村では稀有なコンビニに到着。が、もう食べたいと思うものなどない。とにかく体を冷やそうとアイスを買う(今度はハズレだった)。
 この地点が、自分の感覚よりも1km以上手前だった。つまり、自分で思っているほど進めていなかった。この遅さでこのまま歩いていたら、炎天下にいる時間が長くなり、逆に倒れる危険がありそうだった。ここからは少し無理して走ることにする。走れば向かい風も感じられる。

 どうにか走って数人を追い抜き、252.3km松の湯交流館に到着、ここはかぶり水の用意があった。有難い。蕎麦とフルーツをいただき、出発。
 浅瀬石川の橋を渡る前にセブンイレブンに立ち寄り、トイレを借りる。アイスを買って顔や首筋を冷やしながら進もうとしたところで、トイレに地図と記録表を忘れたことに気づき、すぐ取りに戻る。ここからはほぼ一本道で最後のエイドまで約5km、ここも走る。

 田舎館村役場前のエイド到着、田んぼアートを見る余裕など全くなし。残るはゴールまでの5km、「これで苦行が終わる」その期待感だけを拠り所に、ここも走る。
 途中、公衆浴場でトイレを借りたのでそこで何人かに抜かれたはずだ。その他には、女性ランナーMさんの見事なスパートに追い抜かれた以外、走り続けて順位を維持したと思う。

結果


 ゴール時刻は16:23、出発後47時間23分の長旅だった。まる二日はかかりませんでした、ってことですね。
 「リストバンドと記録表をください」と言われて、地図と一緒に持っていた記録表を紛失したことに気がつく。公衆浴場か? それともその後走っていて落としたのか。ともかく最終エイドまでは記録していたので、最後の区間のどこかで紛失したのだ。
 まさか失格なんて言わないよね?

 幸い、わかる範囲の記録を書いて提出すればよいとのこと。リストバンドの計測結果から転記して完走証をもらう。40位でした。

 奇しくも、同宿のKさんが私よりひとり早くゴールしていた。そしてMさんは実はリタイヤしていたこともここで判明、車で迎えに来てくれた。
 夕食どき、Mさんはレースからの引退宣言。突然だが、旅館も守り続けようとすると、納得のいく練習やレースというのはなかなか難しいのだろう。
 豊富なステージレースの経験の中、サハラマラソンが最高だったとのこと。
 私がいつかまたサハラに行くときには、必ずMさんに連絡しよう。引退宣言したとはいえ、多分「行く」って言うんじゃないかな!

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テーマ : マラソン
ジャンル : スポーツ

ついに…マイラー

 2018/5/19-20、トレニックワールドin彩の国。結果を先に書きます。やっと100マイルのトレイルレース完走を果たせました! ここまで多くの方々からの励まし・見守り・応援をいただき、ありがとうございました。練習でも本番でも、ともに走れる仲間がいたことが、私には最大のアドバンテージだったかもしれません。

計画


 仕上げの実走で書いた通り、北ステージ8時間、南ステージ(前坂)12時間、南ステージ(周助山)15時間を目安にします。3周目はほぼ走れない予定なので、1・2周目で少しでも貯金を作っておくことがポイントになります。
 エイドごとの時間だとキリがよくないので、00分・30分での通過点を外さないようにゼッケン裏にメモしました。2周目がちょっとチャレンジング。

ゼッケン裏にメモした通過点の時間
ステージ経過時間地点
北ステージ
2.0h新柵山
4.0h笠山神社(下社)
6.0h刈場坂峠
8.0hサンピア
南ステージ(前坂)
1.0h大高取山
2.0h関八州見晴台(谷筋入口)
3.0h森坂峠
4.0h豆口峠
5.0h飛村
6.0h天覚山
7.0h橋本山
8.0hスカリ山
9.0h山々を望む丘
10.0h幕岩展望台
11.0hサンピア
南ステージ(周助山)
1.0h大高取山
2.0h四寸道前半
5.0h子の権現
7.0h周助山
9.0h天覚山
10.5h北向地蔵
12.5h桂木観音
14.0hサンピア


経過


北ステージ


 スタート。サハラ仲間のNさんが先頭で飛び出す。この人のスピードにはいつも感心する。引っ張って行ってもらおう。後ろからもう一人のサハラ仲間、Hさん。「いつもの試走メンバーですね」と声をかけられる。確かに…僕らはこの日のために埼玉の奥地に通いつめていたのだった。
 サンピアの裏山、後続の選手が来ない。気配も感じないほど。スタート前の主催者あいさつ「35時間ありますから焦らないように」ってのを真に受けたんじゃないだろうか。このレースは「たった35時間しかない」のだ。

 ロードに出て最勝寺の裏山へ向かう。ここでようやく見知らぬランナーが後ろから追いついてきてそのまま先頭で走って行く。速い。が、聞いた話ではこの方はその後ロストしてしまったそうだ。やはり試走が決定的に重要な大会。

 くぬぎむらの第一エイドまでに、走力の高い4〜5人に先頭を譲る。彼らも試走はしていないらしく、大楠の手前でミスコースしかかっていた(こっちです!と声をかけながら私が先に立ったが、大築山からは先に行ってもらった)。
 Nさんがどこかで計測用のリストバンドを落としてしまったという。が、エイドごとに本部に報告を入れてもらえば失格ではないとのことで継続。よかった。
 くぬぎむらは1h35ほどでに到達。去年もこのくらいだったな。いつもならトイレは行けるときに行っておくのだが、ここで寄るとグランドを横切る分時間ロスになるので、新柵山を降りた西平運動場の道沿いトイレを使うことにして出発。

 新柵山への登りではNさんについていけないが、2時間を予定していた山頂を1h47で過ぎる。いい調子。
 山を降りてトイレに立ち寄っていたら、先頭集団が後ろからやってくる。どこかでロストしていた模様。やはり試走が(以下ry
 慈光寺の第二エイドでNさんにも追いつく。

 出発してすぐ登りでは離される。都幾山は黙々と一人で登る。金嶽では後ろから一人追い着いてきたので、山頂から先を譲る。

 笠山歩道(砂利林道)。なんとか根性で少しでも走ろうとしたが、山の神みたいに軽快に走り抜けることはとてもできない。わずかに傾斜の緩い10mくらいを走ってはまた歩きに戻す、という繰り返し。ふと先を見ると、Nさんも歩いていた。彼が歩くほどの坂なのだった。

 やがて山腹を横切るようにしてロードに出、笠山登山口手前の公衆トイレに着く。水道で頭を濡らしてすぐ出ようとしたら、トレニックワールドのOさんが車で到着、いなり寿司を届けてくれた。慈光寺エイドで準備が間に合ってなかったのだろう。ありがたく一ついただき、Nさんより先に出発。

 笠山神社下社は3h30で通過、30分の貯金ができた。山頂までの辛い登り、誰かに抜かされたかもしれないが、ひたすら一人で登っていたイメージしかない。ただ覚えているのは、頂上直下の石段を登る途中、見上げると先に着いた選手が次は左右どちらに行くのか一瞬迷っていた姿だけだ。

 笠山峠へと下り、ハイキングコースを堂平山へとつないでゆく。堂平山の第三エイドでトイレから出てくると、ちょうどNさんが到着したところだった。順調そうだ。どこかでFacebookに投稿して彼の速報タイムが出てないだろうけど心配ない、ってことをみんなにお知らせしてあげよう、と思う。
 白石峠から川木沢の頭への木段をバックにセルフィー撮影、高篠峠から大野峠上のパラ発着場へ向かう木段を歩きながら投稿。実際に近くにいるわけじゃないけど「一緒です」ってタグ付けしとけば私の知らない人にも伝わるだろう。

 カバ岳から飯盛峠への区間では、最終総合2位となった選手と前後して進んでいた。そんな実力者とは知らず「予定通りのペースですか?」と聞いたら「よくわかってないです…」との答え。それで結果が出ているんだからやっぱりすごい力のある人だったのだ。

 6時間を予定していた刈場坂峠は5h27で通過、30分の貯金をキープ。これで北ステージ8時間以内は見えた。

 飯盛峠からサンピアまでは終始一人旅。サンピアに近づくと、入口に誰か立っている。スタッフかと思ったら、見覚えが…サハラ同期の女性ランナーYさんでした。急遽応援に駆けつけてくれたようです。
 7h15でサンピア到着。エイドではこれまたサハラ仲間のUさん(DNSながら予定通り同室で前泊していた)が普通にエイドのスタッフとして働いている。なんだか嬉しくなる。

 1時間もすればNさん・Hさんも、仲間の歓迎を受けられるだろう。

通過点の時間 予定と実績
ステージ経過時間(予定)地点実績
北ステージ
2.0h新柵山1.78h
4.0h笠山神社(下社)3.5h
6.0h刈場坂峠5.45h
8.0hサンピア7.25h


南ステージ(前坂)


 20分ほどでシャツを替え(早くも2回転倒してた)、補給食を詰め替え、トイレに寄って出発。リスタート時刻は14:35。この間に、ほぼ休みなしで4〜5人が先にリスタートしていったようだ。
 ロードを五大尊に向かう途中、車で観戦?していたカップルから塩レモン飴をいただく。気持ちがありがたい。
 サンピアのエイドではスポーツドリンクがなかったので、五大尊の自販機で購入。こういうことも試走に来ないとわからない。やはり試走が(ry

 最初の目標地点、大高取山は0h56で通過、桂木観音エイドには1h05で到着。全く問題ないが、ここから関八州方面へと続く四寸道の登りを1時間弱で行けるかどうかが大事なところだ。

 まずは火の見下方面へと緩い下りトレイルを走って行く。メインルートを左に外れて、今年から変更になった山腹を下って行くと前方から2人連れの選手がやってくる。一人は昨年の完走者・Yさんだ。山腹に外れるところを見落としてメインルートを進んだ結果、次の矢印の指示を勘違いしてこちらに戻るように入ってきてしまったらしい。やはり試走(ry

 四寸道へと向かう横吹峠で二人を引き離し、ちょうど2時間程度で関八州見晴台の入口へ到着。谷筋を登りながら補給食を摂る。見晴台の直前で、先ほどの二人のうち一人が追いついてきた。まったく姿も見えていなかった距離を、あの登りで追いついてくるとはすごい人だ。

 関八州見晴台を下るところから森坂峠を登りきるまで、彼とは同行することになる。私が先に立っていたので、パノラマコースなどでは下りでちょっと無理をしてしまった。この辺りで左膝の痛みが出てくる。
 北ステージでは早めに痛み止めを服用していたので全く痛みを感じることなく走れていたのだが、そろそろ薬の効果も切れてきたのだろう。あと1回分しか持ち合わせがないので、しばらく我慢することにする。子の権現から先の下り区間が多くなるところで薬を効かせたい。

 森坂峠を登りきったのは3h20だった。計画よりは遅れたが、貯金もあるし誤差の範囲だ。

 子の権現までは痛みをこらえて歩き続ける。登りなので走ろうとしてもそう変わらないスピードだろう。これが後ろからガンガン抜かされたら相当焦ると思うが、幸い誰もこない。
 例外はさすがの完走者Yさんだ。子の権現ではしっかり追いつき、追い越していった。

 子の権現で痛み止め服用、自販機でドリンク補給、ライト点灯。4h25ほどで豆口峠を通過。下りが気持ちよく走れないと、竹寺が遠く感じる。
 竹寺エイドで「痛み止めってどこかで手に入りますか?」と聞いたのだが、ないとのこと。サンピアに戻ったら3周目は湿布を貼って凌ごう。「膝が痛い?気のせいですよw」ってエイドのスタッフも言ってるし。
 「先の2人が出たのはついさっきですよ!」との声に送られて出発したが、その後はついに追いつけず。

 薬が効いてきたようで、飛村への峠や飯能アルプスの下りはさほど痛みを気にせず進めた。飛村を5h30、天覚山を6h30に通過、ちょうど30分遅れということだ。もともとが15:00リスタートで間に合うように、さらに1時間短めの計画にしていたわけだから、まだ計画の範囲内だ。

 天覚山の山頂で、異物を除去してシューズを履き直す。補修箇所が崩壊しそうだ。「これは…3周目はビブラムだな。姿勢や足置きに注意した方が膝にも良いかもしれないし」と決断。その間に一人が先に通過していった。
シューズはボロボロ

 東吾野駅のトイレに立ち寄ってから吾那神社エイドへ。山頂から駅まではだいたい30分で降りてくるのが私の標準なのだが、5〜10分ほど早く降りてこられたようだ。眠気を警戒して、エイドでの補給も最小限にして出発。結果、橋本山は7h20通過と少し持ち直してきた。

 このあたりからサンピアまでの標準タイムはだいたい把握している。吾那神社からユガテまでは約30分、北向地蔵までが約30分、そこから桂木観音までが1時間30分、最後に幕岩経由でサンピアまでが1時間30分。つまり合計4時間で、サンピアまで帰れる範囲に来たということだ。
 ただ、今日は夜間走であり、北ステージの疲れがあり、膝が不完全なので、もう少しかかるかもしれない。

 実際は、スカリ山8h00、山々を望む丘9h00、幕岩展望台10h10、サンピア到着11:02と、申し分のない進行。これらのポイントをクリアしていくたびに、行ける!行ける!と確信が強まる。

 一本杉峠の手前では、途中私を抜いていった選手がしばらくして引き返してくるということがあった。身支度しているときに、予備のライトを置いてきてしまった、とのこと。「これですね!持ってますよ」十二曲の手前のロードでたまたま見つけて、拾ってきてあげてよかった。よく戻ろうと思いましたね、と聞くと、「一応レギュレーション(二灯必要)違反になるので…」とのこと。なんかみんないい人だ。

 そんなこともあり、サンピアまでの残り区間で一番辛かったのは、みんながよく言う「吾那神社から桂木観音までの長い無補給トレイル」ではなく、最後の大高取山からの長い下りトレイルでした。膝の負担が…。それでもサンピアに戻れば湿布が貼れます。

通過点の時間 予定と実績
ステージ経過時間(予定)地点実績
南ステージ(前坂)
1.0h大高取山0.93h
2.0h関八州見晴台(谷筋入口)2.0h
3.0h森坂峠3.33h
4.0h豆口峠4.42h
5.0h飛村5.5h
6.0h天覚山6.5h
7.0h橋本山7.33h
8.0hスカリ山8.0h
9.0h山々を望む丘9.0h
10.0h幕岩展望台10.17h
11.0hサンピア11.03h


南ステージ(周助山)


 湿布を貼ってタイツを履き直し、補給食を詰め替え、シューズをビブラム5フィンガーに替えて出発。リスタート時刻は02:05。
 「今から14時間で…午後4時くらいには帰れるな!」とUさん。いやいや、俺ほぼ全線歩くんですよ、これから。15時間がギリギリでしょう。多分Nさん・Hさんには抜かれるはず。
 最後の一周、走れる限りは走りますが、基本的には早歩きレベルでの完踏を目論む。

 大高取山1h10、四寸道前半2h05とほぼ計画通り。湿布薬というのも結構効くものだ。

 時刻は明け方、関八州見晴台に登って行くと風が冷たくちょっと冷える。高山不動エイドでホットコーヒーを入れていただく。ここからしばらくはレインウェアを防寒用に着込んで走行。

 子の権現5h15、ここでトイレ利用。
 竹寺には6h02で到着。この辺から、最後の一周に力を残していたランナーたちに次々と抜かされていく。
 竹寺出発時には、すぐ後ろをついてきた二人連れに「道わかりますか?」と聞かれ「もちろん」と普通に答えてしまった。わかることはわかるけど、もう先導するスピードは残っていない。仁田山林道よりも手前で「この先はこんな感じの尾根道です、お先にどうぞ」と先に行ってもらう。

 周助山までの尾根道、痛みがなければ気持ちよく走れるトレイルなのだが、辛い歩き通し。それでも周助山に7h20で到着、何とか完踏ペース。

 原市場の住宅街に降りると、駅伝アンカーを含む数人が追いついてくる。素晴らしいスピード。高山の登りで先に行ってもらう。

 高山への登りがきついのはもちろんだが、普段はあまり気にならない天神山北峰へのアップダウンが堪える。それに耐えて種木へ降りると、ご褒美が待っていた。なんと私設エイドが! ガリガリ君をいただき、リフレッシュ。ここでさらに二人に抜かされるが、天覚山の頂上まではなんとかついていけるペース。ここはそれだけスピードの出ない、直登ルートだということだ。
 頂上では一人が写真を撮ってくれた。ここで8h50、なんと計画よりも早く山頂に着いていた。

 吾那神社には9h24で到着。あとは前述したようにだいたい4時間あればサンピアに帰れるはず。計画は北向地蔵までの登りを30分多く見積もっていて、実際10h35だったので、これはほぼいい読みでした。

 桂木観音エイドには12h34で到着。トイレを利用、洗顔とかぶり水でだいぶリフレッシュ。ここまではやや脱水気味で本当に足が動かなかったのが、ピコピコハンマーで気合いを入れてもらって出発すると、あれ?下り坂をちゃんと走れる。
 濡れタオルを首にかけたのがポイントでした。首筋や脇の下を冷やそう、という基本でしたね…。

 トレイルに入る手前、後ろからクルマがスーッと近寄ってきた。応援の声をかけられて驚愕、NさんとHさんが乗ってる! なんと二人とも事情があってリタイヤしてしまったとのこと。走力十分、2周目まで完全にこなしていながらのリタイヤ、その無念さは察するに余りあるが、いくら書いても書ききれない。二人がそれぞれ消化し、来年に繋げていくのだと思う。

 最終ゴールのサンピアまでも、六角ベンチ付近、大高山からの下り、住宅地に出たところなど、何人かに抜かれながら進む。ここを全力でスパートかけられたら最高なんだが、残念ながら…。

通過点の時間 予定と実績
ステージ経過時間(予定)地点実績
南ステージ(周助山)
1.0h大高取山1.17h
2.0h四寸道前半2.08h
5.0h子の権現5.25h
7.0h周助山7.33h
9.0h天覚山8.83h
10.5h北向地蔵10.58h
12.5h桂木観音12.56h
14.0hサンピア14.52h


 最後はサンピアにクルマで先に戻っていたNさんたちが出迎えてくれる。33時間36分、28位でのゴール。
 決めのポーズも何もなく、ただただやりきったという感覚。もちろん嬉しいのだけど、まだ何か先があるという感覚。

 これは最後に全力でゴールに向けて駆け抜ける、ということができなかったからなのか、それとも、仲間と一緒での完走が果たせなかったからだろうか。

 答えはまだきっと先にある。

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仕上げの実走

 2018/4/27(金)の夜から南ステージ(前坂コース)夜間走、続けて4/28(土)は南ステージ(周助山コース)を東吾野まで。翌週5/6(日)には北ステージを笠山まで。いずれもサハラ仲間とともに、最後の実地練習してきました。結果は下記。

仕上げの実走記録
日付コース距離(推定)所要時間備考
2018/4/27【越生駅から】南ステージ(前坂)201853.3km10:18:15夜間走
2018/4/28南ステージ(周助山)2018【東吾野まで】36.2km9:25:24
2018/5/6北ステージ2018【笠山まで】26.7km4:22:36

 夜間走のスピード練習は目標(10:30)達成できたけど、後半はこの1ヶ月で痛めた左膝が…。これは本番まで休養回復をしっかりやるしかない。

 そんな状態で、連続で南ステージへ突入。ほぼ早歩き・ときどき小走り、という程度で進むことになったけど、これが実際の3周目のちょうどよいシミュレーションだった。時間はギリギリでも、14~15時間必死で動き続ければ回りきれる気がします。

 この結果、3周目に15時間を確保しておくため、1周目8時間・2周目12時間を目標として完走を目指すべきだろうと判断。

 日を改め、北ステージ(1周目)を8時間で回るための前半のスピード確認へ。目標(4:10)より12分遅れで笠山山頂へ到達。結構必死で飛ばしてもこのざまですが、調子が良ければ後半(下り基調)で取り返せる範囲か?

 もうあとはなるようにしかならないので、しっかり休養とイメージトレーニングして臨みます。

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やっと最適なウエストポーチを手に入れた

 奥三河パワートレイルでは、この方式でスマホ(とバッテリー)を腰につけていたのだが、走行中のずれが気になっていた。やはり体にぴったりフィットするランニング用がいいようだ。

 購入候補はUltrAspire。

 なかなかよさそうだが、バックルでグッと締められないところが気になる。

 そこで選んだのが、mont-bellのクロスランナーポーチ。
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クロスランナーポーチ M ( 品番 #1123875 )
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 これなら締められるので私好み。メイン荷室にはiPhone8とバッテリーを重ねて収納できる。

 実際使ってみると、サブ荷室も小銭や塩タブレットを入れておくのにも使えてかなりよい。全体の荷重を考えて、荷室を前にしても後ろにしても安定して走れた。本番もこれだな。
※防水性は皆無。ビニール袋併用かな

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第4回奥三河パワートレイル

 本番前に最後の調整レース…というには余りもハードなレース、奥三河パワートレイル。

 ハードなコースで関門が厳しく完走率が低い。ただし、スパトレイルのようにひなびた温泉街で、すごくいい大会だと聞いて参加。
 目標は彩の国に向けて、
  • 最後に自信をつける
  • 軽く速く走り、厳しい関門を突破
  • 登りで足を止めず、リズムを維持

  •  具体的には
    • 上位10%に入る(いつもは20%前後なので)
    • 10時間を切る(昨年のスパトレイル72kmを目安)
    • 時間内完走(しないとおうちに帰れない。僻地w)


    • コースの概要

       愛知県の最高峰からスタート、長い下り区間を経てからが本番。
       彩の国に例えると、
      前半
      北ステージを笠山峠からスタートして飯盛峠からサンピアへ下る(下り区間はもっと長い印象)
      後半
      続けて飯能アルプスを前坂〜天覚山〜前坂の往復(斜度はもっとキツイ感じ)
      クライマックス
      最後に関八州見晴台に登って降りる

       …急登、階段、田舎の舗装路、砂利林道、など70kmに満たない距離によくこれだけ詰め込んだな、という感じ。

      経過

       トイレに並んでいたため、かなり後ろからスタート。最初の茶臼山登りは列になったけど渋滞というほどではなく通過。アップダウンを繰り返しながら順調に順位を上げていく。振り返ればAS1までに450人抜き。ここで鹿ジャーキーをいただく。
       経験者のアドバイスどおり、長い下り区間では後に備えて足を温存、何人かに抜かされるが後を追ったりしない。地図が配られないのであまり把握できていなかったが、下り途中のAS2は意外に早く通過できた。
       下りきってからのAS3への登り返しも歩かずに進んでいたら、エイドに来合わせた石川弘樹さんに「抑えて抑えて」とジェスチャーで指導される。まあ、帰りの都合もあるので…。

       ここからが険しいアップダウンの続く本番。登りでも足を止めず、気持ちだけでもリズムよくクルクル回していく。トレイルの状態はよく、走りやすい。10時間を切りたい、という目標はあるものの、ペース配分を考えるほどの余裕はなく、無心に出力80-90%くらいのイメージで進んで行く。
       何度もアップダウンを繰り返し、偽の頂上に騙される、ということ自体には彩の国の飯能アルプスで慣れているが、それよりも一つ一つの高低差が大きい。次第に筋肉が固まってくるので、ときどき屈伸でこわばりをほぐす。
       AS4ではスポーツドリンクがなく水の補給だった。塩分を摂りたくてしし汁をお代わり。おにぎりをすすめられたが、空腹ではないので遠慮する。※定期的に塩タブレットはとるようにしていた。脱水対策はうまくいったと思う。

       最後のAS5を過ぎてあとはラスボスを残すだけ、と思ったら、そこからが長い。棚山高原からの急降下、鳳来寺山への登り返しで、だいぶ足を消耗。鳳来寺山だけが木の根や石段で走りにくい。頂上からは下りだけかと思いきや、最終関門の東照宮からはまだ登らされる。関門では9:30ちょうど、10時間はギリギリか? トイレに立ち寄り顔を洗って頭を冷やす。
       その後「もうあとは下りだけですね」と確認してからも、砂利林道がかなり長い。この辺ではもう膝が限界で、軽快に走ることはできず負傷を避けるようにペースダウン。
       湯谷温泉に近づき傾斜が緩くなると、膝に負担もかからなくなるのでそれなりに走れ、歩いていた選手をひとりパス。最後の橋を渡ってゴールまではラストスパート! とはいえ客観的に見れば全然速くなかったに違いない。
       ゴールでは石川さんが出迎え、完走メダルをかけてれた。「あそこではだいぶ暑さで参っていたようだけど、着きましたね~」ああそうか、そう見えていたのか、坂を止まらずに上るのに必死だっただけなんだが。

       タイムは10:09、10時間の壁は越えられなかったが、入浴しても新幹線で帰れる時間。割引券で温泉につかり、関谷醸造の日本酒を土産に飯田線で帰路に。

      反省点

       この大会は後泊してゆっくり温泉を楽しむべき!でした。

       前日受付会場で買った、スポーツミネラルは結構気に入った。彩の国でも使おう。

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今年も彩の国の公式試走会が始まる

 今週末から、彩の国の公式試走会が始まる。大会の知名度が上がってきたせいか、試走会も人気で、すぐ定員になってしまったようだ。
 私は4回中2回に参加予定。昨年は「とにかくできるだけ試走会に出なきゃ」と思っていたけど、昨年の大会終了後も毎月現地に通っているので、今年はそこまでの焦りはない。自主練のうち、ステージ1周したものだけを抜き出しても下記のような感じだ。

第2回大会以後のステージ試走記録
日付コース距離(公称)所要時間備考
2017/06/10北ステージ201751.0km09:04:59
2017/06/10南ステージ(前坂)201755.0km12:34:03
2017/06/10南ステージ(周助山)201755.9km14:20:23
2017/07/30南ステージ(周助山)201755.9km12:27:02
2017/09/09北ステージ201655.3km09:13:31
2017/09/09南ステージ(前坂)201654.7km13:48:14
2017/12/01南ステージ(前坂)201755.0km12:38:46
2018/01/20北ステージ201851.0km09:56:29調理0:20含む
2018/02/03南ステージ(前坂)201855.0km12:10:51調理・ルート確認0:30含む
2018/02/17北ステージ201851.0km09:17:16
2018/02/18南ステージ(周助山)201855.9km12:12:47ロスト0:40含む
2018/03/17北ステージ201851.0km09:22:53
2018/03/17南ステージ(前坂)201855.0km13:37:58待ち合わせ1:00含む


 しかし、こうやって並べてみると1年たってもまるで速くはなってない…。おまけに、最新の3周分を足し算すると、余裕で35時間オーバーの関門アウトだ。

 ただ、プラス材料もある。
  • 100km以上連続で走っても以前ほどのダメージは受けなくなっている
  • 最新の3周分の足し算から、削れるはずのロス時間を引けば関門時間内に納まる
  • 昨年の補給ミス・眠気対策は身についた

 そして、この1年で新調したのはALTRAのトレランシューズ、KING MT。昨年の彩の国で履きつぶした先代SUPERIORよりはちょっと頑丈、と店の人は言っていたが、私の走り方が下手なせいか、すぐにアッパーは傷んでしまった。スポーツグーで塗り固めてガードして使い続けている。グリップはいいので、もう1足買っとこうかな…?

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ALTRA KING MT
価格:14688円(税込、送料無料) (2018/3/23時点)


 今度こそ、何とかなるんじゃなかろうか? 見てろ、モンスター!

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モンスター退治に行って返り討ちにあった話(3)

 モンスターの最後の首。大口を開けてこっちを飲み込もうと待ち構えている。

 力不足でした。端的に。

ニューサンピア埼玉おごせ~桂木観音 桂木観音エイド予定:23:10 実績:23:45

 ともかく1時間は余裕があるので、補給を済ませてしばし仮眠してから出発することに。補給は先ほどと同様のジェル摂取、ドリンクの補充。今回はシューズも脱いで体育館のブルーシートで横になり身体も休めます。外は朝の光、ライトをしまう。04:43に南ステージ二周目へと再出発。隣で寝ていたランナーから「行くんすか!男っすね!」と励ましをいただく。


 しかし、この時点で「もう関門のどこかで引っかかるだろうな」という予感。平地のロードなのにスロージョグでしか進めず。バス通りの公衆トイレに立ち寄り、座るとなかなか立ち上がれない。

 五大尊から山に入るところでは先行ランナーの後姿を視界に捉えたのですが、その後追い抜いたかどうか記憶が曖昧。西山高取・大高取山へのきつい登りで追い越せたとも思えないので、少し追いついたけど結局離されたのか。

 大高取山へ登る途中、ついに桂木観音の関門時刻06:30を回ってしまい、残念ながらリタイヤ確定。力及ばず。

 GAME OVERです。

 自力でサンピアに戻らなければ…来た道をそのまま引き返すのは精神的にきついので、桂木観音経由で火の見下のバス停を目指します。

 桂木観音エイドでは拍手で迎えてくれましたが、自ら「関門アウトですよね」と申告して計測器にタッチ。スタッフからはバスが少ないから幕岩ルートを100kmランナーたちとともに戻れば?という提案もあったが、幕岩経由で大高山を登るより、火の見下に下るだけの方が絶対楽なのでこちらを選択。それに今なら、バスが来るまでいくらでも寝ながら待てます。

 バス停はすぐに発見、30分ほどで越生行きのバスに乗車。トレニックワールドのSさんがリタイヤして同じ便に乗って帰るところだった。中津久根で下車、二人で歩いてサンピアまで戻り、半年間の挑戦が終了した。

 だが、「サハラ以後」は終わらない。このモンスターを追い続けるのだ。

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モンスター退治に行って返り討ちにあった話(2)

 モンスターの2つ目の首に挑む。どうにかねじ伏せるが、こちらのダメージも大きい。

ニューサンピア埼玉おごせ~桂木観音 桂木観音エイド予定:11:00 実績:9:34

 ゆっくり休んで体が休息モードに入るとまずい、と思ったので、事前にエイドでやると決めていたことだけをきちんと済ませてリスタートすることに。ドリンクの補給、クエン酸とエナジージェルの摂取。まだ日が高いのでライトの準備は桂木観音まで先延ばし。軽くふくらはぎを揉みほぐし、iPhoneの充電状態を確認、ネットをチェックしてFacebookに投稿、サハラ仲間へメモを荷物置き場に残して約20分でリスタート。

 それでもやはり休息モードになってしまったのか、走り出しはしたものの、足が回らず、スピードはガタ落ち。しかしまだ時間の余裕はあるのだ。応援してくれた人にハイタッチする余裕も。

 桂木観音まではちょっと時間がかかりそうだったので、五大尊でトイレを済ませつつ数分の休息。

 予想通り、西山高取、大高取山への登りの繰り返しがこたえ、なかなかスピードに乗れない。桂木観音まではリスタート後1時間での到達目標が、貯金を取り崩し1時間15分程度を費やした。それでも北ステージが予想外の出来だったので、焦りはない。

桂木観音~高山不動 高山不動エイド予定:12:30 実績:11:26

 桂木観音エイドでは「まあ去年もここまでは来たからね」などと会話しながら、予定通りライトを準備(まだ点灯はしません)、サングラスのレンズも外します(跳ね上げ式のレンズだが、走ると揺れるのです)。先にエイドにいたランナー、エイド直前で追い抜いたランナーも出発してしまいましたが、気にしません。


 火の見下までは下りなので軽快に。その後、横吹峠の四寸道入口までの登りはほぼ走れず。これは、次の1時間での目標地点までに、1時間15分使っても良いと判断してのこと。もともとは制限時間ぎりぎりペースで3周目の体力を温存しておくつもりだったのだから。

 四寸道に入ったところでちょっと立ち止まってストレッチしていたら、後続のランナーに「まだ半分も来てないですよー」と追い抜かれる。たぶんこの人はここから飛ばして行ったのでしょう。四寸道は実は登りっぱなしなので、ここでも無理に走ろうとはせず。それでも結構な消耗具合。

 関八州見晴台の入口となる谷筋。ここで追いついてきたランナーは足の痛みや疲れで変なノリになって歌ったり叫んだりしていた。ここの登りは軽快に、とはいかず、とぼとぼ歩くような有様だったので、私を励まそうとするノリだったのかもしれません。登りながらハニースティンガーを摂取。谷筋を登りきったところで彼には先に行ってもらい、数十メートル私が遅れてピークへ到達。見晴台にはテントを張っているスタッフ(?)の姿が。

 グリーンラインまではルートを間違えないように気をつけてハイキング道を辿って降下。高山不動エイドでトイレ利用、ここでフラスクボトルの穴あきに気づいたのでペットボトルをいただく。先にエイドで休んでいたランナーが「回復してきました」とお礼を言って出て行くところで私も出発。この方は私より早く南ステージを終えていましたが、そのままリタイヤされたようです。

高山不動~竹寺 竹寺エイド予定:14:10 実績:13:23

 西吾野駅までは下りなので再び軽快に。駅前で後ろから一人追いついてきたので、そのまま二人で森坂峠へ。峠の入り口では関八州見晴台まで一緒だったランナーを追いぬく。「復活したんですね!」「下りだったからね」 歩き続けてさえいれば、ウルトラマラソンには「復活」がある、といわれるが、まさにそんな感じ。さっきまでの元気のなさはどうなったんだ?と思い返すと不思議だ。

 森坂峠を登り切ればあとは尾根伝い。夜間走練習の成果の発揮しどころ、すぐイモリ山左手で先行ランナー2人をパス。その後、記憶では子の権現までほぼ単独走でした。

 子の権現境内は事前の注意どおり、熊鈴とライトをオフにして歩いて中央通路を通過。

 竹寺に向かう途上、一人二人抜かさせてもらいました。このあたりは実力の違いではなくて、夜の下りを慎重にいくか、ここで飛ばそうとする(私)かというリズム・特徴の違いでしょう。竹寺エイドにいる間に、すぐに追いついてこられました。

 竹寺では仮眠テントがあり、数人が休息中。私はトイレを済ませてすぐに出発。

竹寺~吾那神社 吾那神社エイド予定:16:45 実績:16:06

 竹寺を下りきったところと天王山入口までの間は先行ランナーの明かりが見え隠れ。登り区間の間にSOYJOYを食べておく。天王山の下りではその明かりの主を抜かさせてもらう。栃屋谷までのロード区間と飛村への峠では、彼が後ろ数十メートルを追ってきていた。

 飛村でも民家があるので熊鈴は消音。前坂への登りトレイル途中で一人のランナーに追いつく。すぐに道を譲ってくれたので「いいんですか?」と言ったら「言うまでもないよ」と冗談ぽく返されて好印象。この方、私と同じマウンテンハードウェアのゲイターを装着していました。

 前坂から大高山~天覚山も夜間の尾根伝いトレイル。私もサハラのオーバーナイトステージをただ歩き続けたころとは違うのだ。快走できる得意分野になったといっていいでしょう。長い行程で二、三人をパス。

 大高山への登頂中、バサッとジャケットのはためくような音が聞こえ、すぐ近くに別ランナーがいたか?と不思議に思って横を見ると、木の幹にムササビがしがみついてこちらを見ていた。飛んできた音だったのね。

 大岩から天覚山に向かう途中、進行方向から逆に坂を上がってくる女性ランナーNさんと遭遇、どうやら大岩でルートを外れて迷ってしまい、上へ上へと戻ってきた模様。「こっち(今来た方)がルートですよ」と言ってそこから私が先行させてもらう。天覚山の直前では一人のランナーに追いつかれ、振り返ると数個のライトがほぼ等間隔で100~200m後ろに連なっていた。

 天覚山の頂上では腰を下ろしてしばし休憩、予備に持っていたポカリスエットのジェルを摂取。

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 特にここでとる必要性を感じたわけではなく、ザックを下ろすタイミングが他にあるかどうか?での決定。その間に2~3人が通過。頂上には待機していた男性が一人。迷っていたNさんのペーサーらしい。迎えに行ってすぐに出会えたようで、励ましながら先を急いで行った。

 東吾野駅までの急な下り坂は慎重になりつつ、ある程度スピードを出しての走行。駅のトイレで用足し、自販機で予備のドリンクを買おうとしていたら、レーススタッフが「エイドでペットボトルをもらうといいですよ」と声をかけてくれたのでそうすることに決定。

吾那神社~桂木観音 桂木観音エイド予定:19:30 実績:19:15

 吾那神社エイドではカレー風味のうどんをいただき、予備のドリンクも調達。すぐに出発するが、急登で快走とはいかず。ユガテまでの途中、左下の方に明かりが見え、ちょっとだけ右の分岐へのミスコースを疑う。すぐ後ろのランナーに「合ってますよね?」と確認、追い抜いてもらう。

 ユガテあたりでは眠気がひどくなってきたので、途上の水場で洗顔。この間に2人ほどが追い越してゆく。その後もフラフラ歩くような状態。北向地蔵に着くと、先行ランナーが一人ベンチで横になっていた。私も近くの石段に座り込んで仮眠。数分のはずですが、その間に休んでいた人は出発し、数人が通過。

 気を取り直してグリーンラインのロードを出発、スカリ山入口からトレイルへ。ここの最初のピークは登頂しないことになったとの事前情報の通り、案内が左へ巻いていた。直後、スカリ山には登ります。ちらりと夜景を眺めてすぐに降下。

 一本杉峠手前のロード区間には夜中だというのに四輪の走り屋が集まっていた。まあこっちは夜中だというのに山中を走っているわけだが。クルマの明かりを利用してヘッドライトの電池交換をする女性ランナーをパス。この方には鼻曲山あたりでまた抜き返されます。

 北向地蔵から桂木観音までは結構長いのだが、要所(ロード区間、一本杉峠、鼻曲山、鉄塔)を通過点として把握していたので、それほど負担に感じず。逆に、鉄塔(山々を望む丘)から天望峠(林道)までは記憶よりも長い感じ。天望峠でもう一休みしよう、という希望が待ち遠しく感じさせたのかも。

 天望峠のガードレールに腰掛けて、私もヘッドライトの電池交換。まだ点灯していますがちょっと暗くなってきたな、というところ。

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 復路の桂木観音エイド到着時刻は2:15でした。この時点ではまだ完走ペースの予定より15分早く到着していますが、9.5時間でここまで来る予定が11時間をかけているわけで、1時間45分あった余裕が随分減ってしまいました。南ステージの走行は全く予定より遅れていたということです。

桂木観音~ニューサンピア埼玉おごせ サンピアエイド予定:21:00 実績:20:59

 それでもサンピア到着の関門22時間はクリアできそうだったので、落ち着いてトイレを済ませて再出発。

 虚空蔵尊への下りは試走でつまづいたところに気をつけながらクリア、迷いやすいルートも本番はしっかりとした案内表示で問題なし。

 幕岩への登りにかかるとまたひどい眠気に襲われます。危険な箇所ではないので、フラフラと半覚醒の状態で歩き続け、やっとの思いで幕岩展望台に上がり、ベンチに腰を下ろすと、励ましの声をかけながらランナーが通過。すぐ私も後を追います。が、まだ大高取山までは登りなので眠りながらの状態。ここでも近くの杉の木にムササビがいるのを目撃、より人里に近いこんなところにもいるんだな、と驚く。

 大高取山からは下りのトレイルをそれなりのスピードで走行。左への分岐を見落とさないように気をつけつつ。意外とそこまでの距離を長く感じたのはおそらく疲労のせいでしょう。

 自然休養村センターからのロードは普通のジョグのペース。これでちょうど関門の1時間前にサンピア到着でした。

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モンスター退治に行って返り討ちにあった話(1)

 サハラの仲間たちと意気揚々とモンスター退治に臨む。3つの首のうち1つめは速攻で討ち取った。

 少々長いが、思い出せる限りの顛末を書いておく。自分の行動を分析して次につなげるためでもある。次? 来年のモンスター退治ですよ。

ニューサンピア埼玉おごせ~くぬぎ村 くぬぎ村エイド予定:2:00 実績:1:36

 7:00スタート、ニューサンピアの裏山の入口は2コース用意されていた。参加者増に対応したんだろう。何度も練習した手前の階段を上る。それほど込み合うこともなく集団で裏山を走るが、本格トレイルに入ったときに渋滞するとつまらないので、隙あらば前へと詰めて行く。最勝寺までのロード。5分/km程度のオーバーペース。予定よりだいぶ速いが、そのせいで潰れるという気はしなかった。

 雨乞山までのトレイル登りでだいぶ人数が分散、ここまででロストしそうなところは問題なく通過。大楠を過ぎたところで、後続のランナーが大木の姿に驚きの声を上げる。後で登りで追いつかれたとき、「楠にパワーもらってましたね」と少し会話。たしか神奈川の方で、試走はしていないそうだ。

 1時間で到達予定の地点を45分で通過、速すぎると知りつつも「少しだけ多めに貯金を作って、あとを無理せず行こう」と決心。六万部塚あたりでは数人の集団と同じペースだったが、若い彼らが話すスポーツファッション業界の内輪話で気が散る。小築山までに抜かさせてもらった。小築山のピークは登頂せずにすぎる。

 大築山からは普段は一気に下るところだが、数人固まっていたので飛ばしすぎることなく沢まで下降。沢を渡って正面のトレイルにトップランナーがミスコースで進んでしまった。みんなで呼び止める。ロードでの登り途中には、誰かが落とした計測用リストバンドも(届けるために他ランナーが拾っていた)。

 これだけスピードを出せば、くぬぎ村のエイドではだいぶ消耗しているはずなのだが、本番の気合のせいか過去最速で問題なくエイドに到着。予定より30分近く早い。その分トイレの時間をゆっくり確保できた。

くぬぎ村~慈光寺 慈光寺エイド予定:03:15 実績:02:29

 新柵山からの尾根走り、頂上直後だけは尾根の右にルートがそれるのだが、踏み跡を見失いそのまま尾根筋へ。コースはわかっていたので、斜面をそのまま下ってルートへ復帰。後ろをついてきていたランナーには申し訳なかった。

 慈光寺の参道トレイルに入る手前のロードで3時間の予定だったが、45分の余裕を持って通過。慈光寺のエイドはトイレのある駐車場ではなく、その上の石段入口のロードサイドだった。この部分の試走会では、設置予定場所の案内があったそうだ。

慈光寺~堂平山  堂平山エイド予定:5:50 実績:4:29

 昨年は登りの斜度がきついイメージのあった都幾山・金嶽だが、今になってみると登りの区間はそれほど長くもない。自分に登坂力がついたのだろうか。金嶽三角点近くでは、試走会で見覚えのある同年輩のランナーと同行。彼も全コース試走で回ったそうだ。林道横断後の尾根づたい、一瞬稜線上の岩場で行き止まるがすぐに左下のマーキングを確認して復帰。後ろについていた彼が「こっちです!」というのと同時であった(指摘されるとちょっと悔しいw)。

 赤木の集落に降りたところで、トレニックワールドのMさんと合流、「みんなペース早いよね」という意見で一致。赤木から栗山までのロード登りは要所で走りを入れて、数人をパス。ただし、栗山の公衆トイレで水の補給をしている間に抜かれる程度の差だ。

 笠山の登山道登りはさすがに走れないが、着実に進めた。稜線に乗る手前で、予定時間の貯金は約1時間に増えた。サハラ仲間のNさんからもらって予備に持ってきたRedBullを笠山山頂で、飲み干す。空きカンは潰してザックのベルトに装着。この間に、試走会で会ったOさん(女性)他数人が山頂を通過していった。

 堂平山への登りでは一人を追い越した。私と同じアルトラのスペリオールを履いていたので声をかける。ロックプレートは使っていないそうだ。

 堂平のエイドで空きカンを処分、トイレに寄る。土足で入れるようブルーシートが敷かれていたので助かる。エイドでフルーツやチーズを少しいただく。

堂平山~飯盛峠 飯盛峠エイド予定:7:55 実績:6:22

 剣ヶ峰へ登る丸太の階段、登りにくくてあまりいい印象はない。が、特に苦労せずに通過できてしまった。これも慣れなんだろうか。貯金はほぼ1.5時間に達していた。白石峠を過ぎて川木沢の頭への階段と直登、ここはさすがに喘ぎながら登るが、すぐに山腹ルートになる、と知っていると精神的には楽だ。

 高篠峠へ下る防獣ネット沿いでは、先行ランナーが3人ほど戸惑っていた。左の林間にルートが付いているのを知っていたので、先に降らせてもらう。

 高篠峠から大野峠への舗装路も無理なく走れるところは走って行く。ここに限らずだが、試走会で顔なじみのランナーと何度か追い抜いたり追い抜かれたりの機会があった。スタート前にも向こうから見つけて声をかけてくれた人だ。「また会いましょう。ゴールで会えたら最高ですね」と別れたが、彼はどうしただろうか。

 ピークから大野峠への下り階段は、右側の踏み跡ルートを利用、直前のHさんとの試走経験が生きた。

 カバ岳下の岩場通過時、前方からハイカーの一団が来ていた。ハイカーたちは岩場を巻くルートを通っていたので、こちらは予定通り岩場の上を通る。一瞬、足を滑らせて岩角に左すねと左手親指をぶつけてしまった(もうちょっとだけアルトラのグリップ力があるといいのだが)。タイツが破れたが擦り傷程度、大したことはない。

 刈場坂峠までのアップダウンがかなり長く疲れる印象があったのだが、前回のHさん、Uさんとの試走会時点からはそう感じなくなっていた。途中の牛立久保が意外と早く通過できるようになっている。少しだけ空腹を感じたので、SOYJOYを食べておく。

 つつじ山を登りながらハニースティンガーを摂取(1本目はどこでとったか忘れてしまった。たぶん笠山への登りだろう)。ここで私を追い抜いて行ったランナーに「このペース早いんですか?」と尋ねられる。たぶん30番目くらいだろう、というのが彼の感覚。速いです!このままのペースで行ったら15:00すぎにはサンピアについちゃいますよ、と返答。下りでは、左の股関節の違和感が出てくる。最近、可動域を広げようとストレッチしているのが裏目に出ただろうか? ひどい痛みでもないので、だましだまし負担にならないように走る。

飯盛峠~ニューサンピア埼玉おごせ サンピアエイド予定:9:30 実績:7:56

 飯盛峠エイドでトイレ利用。この間に10人くらいに抜かれただろうか。時間の余裕があるので順位は気にせず、馬場への下りも飛ばしすぎないよう抑えながら気持ちよく走る。周囲には誰もいない。

 大築山、小築山を過ぎるところでは終始一人旅だったが、竹林からロードに出るところで1人のランナーに追いついた。再度トレイルに入った谷への下りで一瞬立ち止まって左右を確認していたので、「大丈夫です!合ってます!」と声をかけたら、先に行かせてくれた。

 城山の手前でもう一人に追いついた。向こうは私を覚えていたらしく、「あれ?いつの間に抜かしましたっけ?」と意外そうだ。おそらく飯盛峠のトイレ時間でしょう。「あとは鉄塔すぎて、ロードに出て、残り3kmくらいですね」と確認しながら私が先行。

 城山の下りでは木の根か切り株につまづいて一度転倒。怪我はないが立ち止まろうと踏ん張ったせいでふくらはぎが攣りそうになった。同じところで、先ほど会話したランナーもつまづいていた。

 ロードに出た時点では100m以内に後ろの二人がいたはず。ロストやケガなどの心配は特になかったので、そのまま振り向かずにサンピアを目指す。

 サンピア近くで、買い出しから戻ってきたらしいスタッフと行き合う。「ナイスラン!」という声援に「みなさんのおかげで、辛くて苦しくて楽しいです!」とお礼で答える。

 15:00すぎどころか、14:00台8時間切りという、自分としては驚異的なスピードでの北ステージ一周を完了。まさか、暗くなる前に一周できるとは…。

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テーマ : マラソン
ジャンル : スポーツ

サハラマラソン出発前夜の気分

 たった半年間だけど、やるべきことはやってきたと思う。装備も最終決定したし、あとは当日を待つだけです。

 レイドライトのザックにHydrapakのソフトフラスク。お気に入りのジェル、HoneyStinger。補給食にSOYJOY、非常用にクリーム玄米ブラン。
レイドライトのザックにHydrapakと補給食

 脱水を防ぐ塩飴類。走行時間が長いので、疲労回復のクエン酸を混ぜるという芸の細かさ。今回バリエーション豊かなのは飽きない工夫です。
厳選したバラエティ豊かなアメ玉

 非常用のアルミシート、コンパス、地図、スネークポンプなど。サハラマラソンの準備を思い出します。
地図や非常用品、雨具など


 本当に、昨年のサハラマラソン直前のようにドキドキです。完走後の「サハラロス」を実に見事に埋めてくれたトレニックワールドin彩の国。 結果がどうであれ、このモンスターには感謝の気持ちでいっぱいです。

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Author:yskinng
バイクも自転車も好きですが、最近は主に自分の足で走ってます。

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